2015年10月14日(水)、ピクテ投信投資顧問(以下、同社)は、芸術・文化の応援活動として展開している「ピクテ・パトロネージュ・プロジェクト」の一環として、滝千春スペシャルコンサートを東京都渋谷区にあるBA-TSU ART GALLERYで開催した。
1805年、スイスのジュネーブで設立されたピクテは、 資産運用・管理業務のみならず文化・芸術活動に関する活動にも積極的に携わってた歴史があり、日本のピクテ投信投資顧問もそれを継承すべく、世界を目指す若き日本のアーティストを応援したいとの想いから「ピクテ・パトロネージュ・プロジェクト」がスタート。プロジェクト名の「パトロネージュ」とは、資金的な支援を行うことで文化の発展に寄与することをいい、この日は現在ベルリンに留学している日本の若きヴァイオリニスト 滝千春さんのコンサートが開催された。
今回のコンサート会場は表参道にあるイベントスペース「BA-TSU ART GALLERY」で、当日は同会場で世界有数のアワードとして世の中に認められはじめている国際写真展「Prix Pictet」も開催されていた。
開演前の会場の様子。一般公募で選ばれたおよそ100名の当選者を招いてのヴァイオリンコンサートがまもなく開演となる。演奏会といえば、コンサートホールでの開催が普通だが、活動の一環としてこうしたイベントホールや、東京・千代田区にある同社の本社ロビーでも演奏会を開催したことがあるという。
開演し、演奏前に挨拶を行う演奏者である滝 千春さん。世界で活躍している一方で、地元の小学校での演奏会にも積極的に参加するなど、若い人たちにどうやったらクラシックに親しみを感じてもらえるかということを常に考えている滝さんの活動を、「ピクテ・パトロネージュ・プロジェクト」は支援している。挨拶の後は、プロコフィエフ(ヴァイオリンのソロ曲)などが演奏された。
ヴァイオリン独奏の後は、マリンバ演奏者の藤澤 仁奈さんとデュオによる、デイヴィット・P.・ジョーンズ(リーガル・ハイツ)の演奏が披露された。
そして最後はチェロ演奏者 辻本 玲氏とラヴェル (ヴァイオリンとチェロのためのソナタ)が演奏され、全てのプログラムが終了した。
同社では、プロジェクトを通じて社員1人1人がどのように文化・社会に貢献できるかという点に重きを置き、創意工夫ある企画を立案、手作りで心のこもった行動をしていくことを目指しており、「1人10滝活動」と名付けた、社員1人が10人の家族・友人に滝千春さんを紹介していく活動も展開中だという。
企業が本業において顧客に価値を提供し続けることはもちろん、同社は社会を構成する一員として社会と共生し信頼される存在であることを目指し、文化的価値を提供する取り組みを通じて社会に貢献する活動を続けている。プロジェクトの概要はこちらをご覧いただきたい。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : 柴田 潔 @株式会社グッドウェイ )