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2022/04/27

【三菱UFJ銀行】アユタヤ銀行とダナモン銀行間の決済ネットワークの構築・送金サービスの提供について

| by:ウェブ管理者
株式会社三菱 UFJ フィナンシャル・グループおよび株式会社三菱 UFJ 銀行の連結子会社であるタイ王国の大手商業銀行 Bank of Ayudhya Public Company Limited(以下 アユタヤ銀行)ならびにインドネシアの大手商業銀行 PT Bank Danamon Indonesia, Tbk.(以下 ダナモン銀行)の 2 行(以下 両行)は、今般、高い即時性と低コスト性を有した外国送金が実行可能となる Peer to Peer(P2P)決済ネットワークを共同で構築し、新たな外国送金サービス(以下 本送金サービス)の開発[1]および提供に関する契約を締結いたしました。本送金サービスの提供を通じて、タイおよびインドネシア(以下両国)間での資金移動ニーズをお持ちの法人・個人のお客さまに対し、より高い利便性・柔軟性を提供してまいります。

1. 本送金サービスの開発および提供の背景・目的
MUFG および当行は、ASEAN における事業戦略の一環として、2013 年 12 月にアユタヤ銀行、2019 年 4 月にダナモン銀行を連結子会社化しております。連結子会社後、両行では両行間の知見共有の促進や協働施策の策定に注力しており、本送金サービスは両行間初の共同事業となります。
近年、外国送金の領域では、新規事業者の参入等により競争が激化しており、お客さまにサービス提供者としてお選びいただく上では、さらなる付加価値の提供が不可欠となっております。今回、最新の API[2]技術を活用した独自の決済ネットワークの構築により、24 時間 365 日の送金が可能となり、従来の手法に比べ、低コストの送金サービスを実現することができます。これにより、両国間の外国送金において、競争力のあるサービスの提供を目指してまいります。

2. 本送金サービスの概要
本送金サービスでは、両国の法令に準拠する形で、両行間を最新の API 連携により接続しており、両国間で行われる米ドル建の外国送金を対象としております。現在、ダナモン銀行からアユタヤ銀行宛の送金のみが可能ですが、アユタヤ銀行からダナモン銀行宛の送金の実現に向けた追加の開発にも着手しており、早期に双方向での送金が可能となることを目指し、対応を進めております。
現時点では、両国間での資金移動ニーズをお持ちの地場企業や個人のお客さまを主なご利用者として想定しておりますが、タイには 5,856 社、インドネシアには 1,959 社の日系企業が進出[3]していることに鑑み、今後より多くのお客さまにご利用[4]いただくべく、機能の拡充を検討してまいります。
また、今般の両行間での決済ネットワークの構築・送金サービスの提供を皮切りに、お客さまのニーズやご利用 状況等を見極めた上で、当行および当行の他の出資銀行との接続も視野に入れ、ネットワークの拡充を目指していきます。


原文はこちら
https://www.bk.mufg.jp/news/admin/news0427.pdf

15:11 | 金融:銀行
 

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