2022年4月から成年年齢が引き下げられ、高校学習指導要領内で規定された金融教育の授業も開始されたことに伴い、「生涯の生活設計」に関連した金融・投資について知識を深める機会を提供することを目的に、本イベントは開催された。
東証Arrows マーケットセンターのリング状の大型LEDチッカーには、株価の代わりにこの日のイベント情報が表示された。高校生達が開演を待つ中、この日は授業・特別授業のほか、東京証券取引所見学ツアーも実施される予定となっている。
吉田 貴弘氏(東京証券取引所 金融リテラシーサポート部 調査役)、益嶋 裕氏(マネックス証券 マーケットアナリスト兼インベストメント・アドバイザー)の対談形式の授業では、株式に関するクイズも交えながら、主に投資や資産運用に関する心構えや基礎知識などについてレクチャー。後半は株式投資にフォーカスして、上場や株価等のイロハや金融リテラシーの向上がもたらすメリットなどが紹介された。
松丸 亮吾氏は東大入学後、謎解き制作サークル代表を務め、監修した書籍も大ヒットするなど、謎解きの仕掛け人としてメディアでも活躍中の謎解きクリエイター。授業冒頭、早速LEDチッカーを使っての謎解きが出題され、高校生の参加者たちは頭を悩ましながら回答に挑戦。その後、これから長い人生を歩んでいく上での学びや思考についてのポイントが共有された。
授業終了後、参加者達は証券史料ホールなどがある東証プラザやマーケットセンターなど、東証Arrowsの2階施設を回廊に沿って興味深く見学した。
2022年4月からの成年年齢引下げにより、18歳からクレジットカードを作るなど金融に関する様々な契約を自ら行えるようになり、金融経済教育の重要性はますます高まっている。早い時期からの適切な家計管理や計画的な資産作りの知識と意識が、経済的な自立と豊かな暮らしに繋がっていくことを期待したい。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )