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2015/09/30

【商工組合中央金庫】2015・2016年度 経済見通し(2次改訂)~自律的回復を辿る一方で、世界経済の減速懸念高まる

| by:ウェブ管理者
◯ 2015 年度の実質 GDP は前年度比+1.0%を見込む。以下の(1)(2)の要因からプラス成長を回復するものの、(3)の下押し要因も存在する。

(1)良好な雇用環境のもと、名目所得の増加が継続される。加えて、原油価格の低位安定に伴い物価水準が下押しされるため、実質所得のプラスも継続し、個人消費の増加に寄与する。

(2)為替の円安水準の継続や米国経済の拡大から、小幅ながら輸出の増加基調が維持され、国内の設備投資意欲の回復に波及する。

(3)中国など新興国経済の減速傾向が表面化しつつあり、わが国の輸出の下押しや、金融市場の動揺に伴う消費マインドの悪化リスクが高まっている。国内の生産活動の停滞が、在庫の積み上がりとして表われ始めており、設備稼働率の低下に伴って設備投資意欲が減退しかねない。

◯ 2016 年度は同+1.7%を見込む。引き続き、所得・雇用環境の改善から個人消費への波及や、設備投資の増加など内需中心の自律的回復経路を辿る。加えて、翌 17 年度初めからの消費税率の再引き上げを控えて、年度末にかけては駆け込み需要が生じることから、成長率は内需中心に拡大し、年度を通じて安定した景気回復となる。


原文はこちら
http://www.shokochukin.co.jp/report/mitoshi/pdf/cb_2015-16kai_2.pdf

16:14 | 金融:銀行
 

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