【一般社団法人 Work Design Lab / 興能信用金庫】「第3回複業人材活用・共創ネットワーク（能登）」を開催！

2021/11/19	【一般社団法人 Work Design Lab / 興能信用金庫】「第3回複業人材活用・共創ネットワーク（能登）」を開催！	\| by:サイト管理者

　2021年11月15日（月）、一般社団法人 Work Design Labおよび興能信用金庫は、石川県における「地域中小企業人材確保支援等事業（中核人材確保支援能力向上事業）」の研修会である「第3回複業人材活用・共創ネットワーク（能登）」を開催した。

開会挨拶

　冒頭、進行を務める豊若裕治氏（興能信用金庫地域支援部調査役）より、今回は能登町モデルの理解とスケジュールの共有、および県・町の複業人材活用の理解を深めて、中間支援業者として事業者に説明できるようになることが開催趣旨であることが告げられ、それを受けて田代克弘氏（興能信用金庫理事長（代表理事））は、石川県も観光地として客足も戻りつつある一方、引き続き事業者支援が重要な状況に変わりはなく、また事業者は今回のようなリスクを織り込んで事業を行っていないことから、今回のパンデミックは経営への根幹を揺るがすものであったと述べた。その上で、今回の人材確保支援等事業は複業人材の活用により、事業者の財・サービスの魅力の引き上げの向上に資するもので、地域事業者の知識、知恵、付加価値の向上に結び付き、人と人の新たな交流が地域の活力も呼び起こすだろうと述べて開会挨拶とした。

前回の振り返りと能登町の関係人口活用モデル

　事務局紹介の後、菅野大志氏（Work Design Lab）が支援事業の取組み理念等の行動指針案、およびノウハウをもつ中間支援団体育成による複業人材活用の自走化を目指す必要性に触れ、具体的な活動としてダイアログや研修プログラム実施を挙げた。また年度内に関係者における連携協定の締結を模索し、来年度の事業スキーム実装を目指したいとも語った。

個人と企業をマッチングする受発注プラットフォーム

　篠原智美氏（ランサーズ）は、地域金融機関に対してDX支援やプロ人材を紹介する自社のプロフィールを紹介後、DX化のトレンドと中小企業の課題、地域パートナー連携の取組み、中小企業のDX化・新規販路拡大などについて事例を交えて紹介した。

地域経済エコシステムの実践（山梨・山形の活動例）

　藤野宙志氏（グッドウェイ代表取締役社長、フューチャーベンチャーキャピタル社外取締役）は、地域経済エコシステムの概論や山梨県・山形県での活動について紹介。中小企業とDXの関係や、金融資本・共感資本ネットワークについて解説した。

金融機関の副業人材活用の展開事例

　事例紹介で久能雄三氏（クノウ代表取締役）は、運営する「福島県副業人材マッチングサイト」での掲載プロジェクト数や副業人材エントリー数について、掲載プロジェクト数については地元の金融機関からの紹介も多数含まれているとし、今回紹介する事例もそれに含まれると述べた上で、藤巻氏、長峰氏（会津商工信用組合）から、菓子の製造販売を行う太郎庵の副業人材の募集についてのヒアリング～求人票作成に至るまでの経緯、感想、課題などが共有された。また、河沼清掃のキャラクターデザイナー募集に関わる事例紹介も行われた。

ふくべ鍛冶の課題（求人票の作成トライ）

　複業人材獲得のための求人票作成トライでは、干場健太朗氏（ふくべ鍛冶代表取締役）の事業がモデルになり、店舗販売に加えEC事業も開始し、テレビ取材を契機に受注も急増した一方、職人中心の属人的な経営やDXに関する課題ががあることが干場氏より共有された。それに対して、会津商工信用組合、興能信用金庫、石川貴志氏（Work Design Lab 代表理事）、木村学氏（人事部代表取締役社長）、小暮良徳氏（人事部事業本部長）より、求人票作成に向けた様々な質問や提案が寄せられた。

　複業人材の活用を地域活性化の有力な手段と位置付ける次回の「第4回複業人材活用・共創ネットワーク（能登）」は、2021年12月20日（月）16時より開催を予定している。

（記事、編集・制作： GoodWayメディアプロモーション事業部　＠株式会社グッドウェイ）

06:32 | 写真：金融・IT業界向け

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