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2014/06/23

【日本IBM】中京銀行、XPサポート終了に伴い、PC1500台を短期間で刷新~既存アプリの継続利用をIE互換ブラウザーとアプリ仮想化により低コストで実現

| by:ウェブ管理者
株式会社中京銀行(本社:愛知県名古屋市、頭取:深町 正和、以下中京銀行)は、日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都中央区、社長:マーティン・イェッター、以下日本IBM)、双日システムズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表者:南部 匠、以下、双日システムズ)、および日本電通株式会社(本社:大阪市港区、代表者:上 敏郎、以下、日本電通)の協力により、本年2014年4月8日(日本時間4月9日)のWindows XPのサポート終了に先立ち、全行で使用していたクライアントPC 1,500台を刷新しました。既存アプリケーションのXPからの移行対応も含め、昨年10月末より開始した本プロジェクトは、本年3月末までに全拠点90ヶ所への展開を完了し、当初のスケジュール通り、本年4月よりWindows 7搭載の新PCでの業務を開始しました。

中京銀行は、地域に密着した金融機関として、お客様や地域社会、株主に対して常に質の高いサービスを提供しています。公共性の高い銀行業務を確実に遂行するためにIT環境に深く配慮する同行では、Windows XPのサポート終了に伴い、クライアント環境のあり方を検討した結果、アプリケーションの仮想化とIEの互換ブラウザーによる既存アプリケーションの延命を図るとともに、新PCとして現行PCの後継機種(Lenovo社ThinkPad Edge E530c)を採用することで、これまで通りの操作性を維持しながら、短期間、かつ、低コストでのXPからの移行と安定稼働を実現しました。

本移行プロジェクトにおける、移行対象アプリケーションは約30システムあり、うち、改修無しで新OS(Windows 7)上そのまま稼働しない5システムに対して、VMware社 ThinApp によるアプリケーションの仮想化対応を行うことで、アプリケーション自体の改修を行うことなく、Windows 7上への移行を実現しました。結果として、アプリケーションの改修対応において、大幅なコスト削減(約50%以上)と対応期間の短縮化(約2ヶ月)が可能となりました。また、Internet Explorer バージョン6 (IE6)の既存アプリケーションの仮想化では、ThinAppで直接IE6を取り込んだ場合、Windows 7上で2つのバージョンのIEが稼働することになり、Microsoft社のライセンス規約(*1)に抵触することになりますが、双日システムズのIE互換ブラウザーthinforieを採用することでこの問題を回避すると共に、実際の既存アプリケーションの仮想化作業においても、この分野で経験豊富な同社を中心に対応しました(*2)。

中京銀行の本店および営業店の全90拠点へのクライアントPC 1,500台の展開は、日本IBMが持つ豊富な実績と経験を生かした「IBMプラットフォーム導入支援サービス(PIDS)」(*3)を利用し、同行でのPC展開において実績のある日本電通と協業を行い、当初のスケジュール通り、短期間(約2ヶ月間)での拠点展開を実現しました。

中京銀行は、今回の対応によりXPのサポート終了に伴うアプリケーション改修から開放され、今後は、本来の銀行業務の機能やサービス向上に伴うアプリケーション改修に専念していく予定です。


原文はこちら
http://www-06.ibm.com/jp/press/2014/06/2301.html

15:01 | IT:一般
 

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