金融庁による基調講演、金融機関の実務責任者によるパネルディスカッションの他、午後は二つの講演会場に分かれ、専門家による概況解説や事例紹介などが行われた。
基調講演「金融分野のサイバーセキュリティ強化に向けた現状と課題」には、水谷 剛氏(金融庁 総合政策局総合政策課 兼 リスク分析総括課 サイバーセキュリティ対策企画調整室長)が登壇。東京オリパラ大会を控え、金融分野におけるサイバーリスクの高まりが指摘されるなか、「金融庁の取組方針」に基づく取組みの状況と課題について解説した。
パネルディスカッション「非財務リスクへの対応とリスク管理の高度化」では、モデレーターを勝藤 史郎氏(有限責任監査法人トーマツ リスクアドバイザリー事業本部 リスク管理戦略センター ディレクター)が務め、パネリストとして横山 修一氏(三菱UFJフィナンシャル・グループ 執行役員 リスク統括部長)、板垣 雅氏(農林中央金庫 コーポレート本部 統合リスク管理部 部長)、澤 めぐみ氏(スイス損害保険会社 リスク管理部 チーフリスクオフィサー)が登壇。
コンプライアンスリスク、オペレーショナルリスク、リーガルリスク等の非財務リスクへの対応と課題などについて議論を行った。
ランチタイムにはビュッフェ方式で昼食が提供され、各社の出展ブースにも多くの来場者が足を運んだ。
ランチタイム以降は講演会場が分割されて2会場となった。
「DX時代における「脅威インテリジェンス」の効果的な活用方法とは~Webに潜むデジタルリスクを事前に検知・対策~」
「The Enterprise Immune System:自己学習するネットワークがインシデント対応を自動化」
「導入事例から学ぶ分離手法の比較検討ポイントと今後の展望~なぜクラウドによるインターネット分離が選ばれるのか?~」
「今だから考えるAzure AD/IDaaSの使い方、クラウドID管理とパスワードレス」
当日はこれ以降も多くの講演が実施されているので、詳しくはプログラムをご参照いただきたい。
JTBコミュニケーションデザインの主催する国際会議(G-MAC Conference)は金融機関、上場企業の役員・上級管理職・役職者を参加対象として、企業経営にとって重要なテーマ、最も関心を集める最新のテーマについて参加者に情報収集、学習の場を提供している。
(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )