（2011/01/07）
サクソバンクの2011年大胆予測（日本語翻訳版）がリリースされました。
http://www.saxobank.co.jp/whatsnew/2011/01/2011-outrageous-predictions-2011.html

「ブラックスワン(黒い白鳥)理論」を応用した思考訓練のための「2011年大胆予測」は、稀有でありながら市場に衝撃的な結果をもたらしそうなシナリオを先取りしています。

本社リリースの原文(英語）はこちらからご覧になれます。（PDF）

サクソバンクの2011年「大胆予測」へ、ようこそ。

サクソバンクの「大胆予測」は、レバノンの実証主義的随筆家ナシム・ニコラス・タレブ氏の「ブラックスワン(黒い白鳥)理論」にヒントを得て、サクソバンクが毎年お客様向けに発行している未来を先取りした予測です。タレブ氏の著書"The Black Swan: The Impact of the Highly Improbable"(日本語版は望月衛訳「ブラックスワン―不確実性とリスクの本質(上・下)」がダイヤモンド社から発行されています)では、ブラックスワン現象とは３つの特性から発生確率が非常に低い事象を指すと説明されています。それらの特性とは、①予測が不可能、②実際に起きると巨大な衝撃をもたらす、③予測が現実となれば、そうした事象が必ずしも法則性に欠けるものではなく、予測も可能と思えてしまいそうな後解釈がなされることだそうです。

サクソバンクが挙げる10項目の「大胆予測」は、ポートフォリオのストレステストや著しいアウトオブザマネー（OTM）状態にあるオプション契約の先行きについての検討などに役立つ可能性があります。なお、これらの予測には科学的根拠は一切なく、いかなる特別な意図に基づくものではない点をご了承ください。過去の予測の的中率は平均40％(10項目中4項目)です。2010年に限れば、的中したのは3項目だけでした。もちろん、「大胆予測」の多くは、サクソバンクやアナリストたちの見方と異なっています。
 

お客様にあっては、2010年が実り多き1年であったことと存じます。2011年がお客様にさらなる繁栄をもたらしますようにお祈りいたします。世の中の動きには注意しましょう。ブラックスワンと遭遇するかもしれません。
 

サクソバンク戦略チーム