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2013/10/28

【日本IBM】IBM調査、競争力強化にクラウドを活用する企業は売上や収益が2倍、クラウドは、ITよりもビジネスの課題

| by:ウェブ管理者
IBM(本社:米国ニューヨーク州アーモンク、会長、社長兼CEO:バージニア・M・ロメッティ、NYSE:IBM)は本日、クラウドを積極的に採用して競争力を強化している企業は、クラウド導入に慎重な企業に比べてほぼ2倍の収益成長と約2.5倍の粗利益成長を得ていることを、世界800以上の企業のクラウド導入担当者やユーザーを対象にした最近の調査「Under cloud cover」*1に基づいて発表しました。

Under Cloud cover (英文)
http://public.dhe.ibm.com/common/ssi/ecm/en/ciw03086usen/CIW03086USEN.PDF

IBMによる今回の調査で、CEOやCMO、人事・調達部門責任者といった意思決定を司る責任者にとって、クラウドの戦略的重要性は今後34%から72%に跳ね上がり、IT責任者の58%を越える結果となることが分かりました。

また、全体の約5分の1の企業がクラウド導入で一歩先を進んでおり、コスト削減や効率アップにとどまらない競争力の強化を実現していることが分かりました。

この上位企業はクラウド活用の有用性を認識しており、より良いビジネス決定を行う知見を得るため、クラウドでアナリティクスを幅広く活用する機会が、他の企業より170%も多いことが判明しています。

さらに、顧客との関係向上のためのクラウド活用が136%高いなど、このような先進企業は競合企業との差別化にもクラウドを活用していることが分かりました。

導入に慎重な企業に比べ、先進企業は以下のような達成をあげています。
データに基づく意思決定にクラウドを活用する可能性が117%高い
より強力な連携のためエコシステム内で知見を発見し活用する可能性が79%高い
66%がITとその他の事業の関係向上にクラウドを活用し、大部分がモバイル、ソーシャル、アナリティクス、ビッグ・データ技術の統合、適用にクラウドを活用

今回の調査結果は、ビジネスやテクノロジーの責任者が差別化の余地のある分野へのクラウド投資を最優先するべきであることを示しています。

今日のクラウド市場
2017年までに全クラウド市場が2,440億ドル規模に達する*2など、企業はこの急成長分野を最大限活用し、ビジネス変革を進めようとしています。2010年以来手がけた10件の買収を含め、IBMは2007年から2桁以上の企業買収に計60億ドル以上を投資しています。
クラウドは異業種の企業による業界特有の課題解決のあり方を変革してきました。IBMのクラウド基盤は現在、世界最大級のインフラ事業の数々を支援しています。以下は、その一例です。

ウォーターフロント・トロント再生事業:地元の住民がモバイル端末やPCで市の行政データを閲覧できる相互交流型のオープン・クラウド・ポータル。複数のデータ・ソースを統合しリアルタイムに情報を見える化するIBMのクラウド基盤の技術により、成長を続ける市のコミュニティー全体で起こるイベント、ニュース、出来事などを住民にお知らせします。

米国連邦調達庁(GSA):米国連邦政府全体の調達機能を担うGSAは、在庫管理の高度自動化によるサプライ・チェーン変革にIBMクラウドを活用しています。

全米テニス協会 (USTA):2013年全米テニス・オープンで、アナリティクス、クラウド、モバイル、ソーシャルの技術を融合。今秋、IBMクラウドは単なるスコアやステータス表示を凌駕する試合データの知見をリアルタイムに提供し、テニス・ファンの密接な観戦体験を可能にしました。


原文はこちら
http://www-06.ibm.com/jp/press/2013/10/2801.html

17:02 | IT:一般
 

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