今回構築した「みずほクラウド」では、「IBM Power Systems」を本番環境向けに3台、開発および災害対策向けに3台採用し、「PowerVM」の仮想化技術を最大限に活用しています。動的なプロセッサー能力の割り当てや、システムを稼働させたまま仮想サーバーを他の物理サーバーへ移動するLive Partition Mobility、各仮想サーバーのI/O処理を専用プロセッサーで行い、コスト削減とともに柔軟な環境構築を実現する仮想I/O機能により、システム基盤の高集約化を実現しています。
ストレージシステムにはマルチベンダー環境をサポートする仮想化アプライアンス「IBM System Storage SANボリューム・コントローラー(SVC)」を採用しました。これにより、ストレージを業務システムごとに個別に導入、管理するのではなく、ストレージプールとして管理することで、「みずほクラウド」に対するストレージ要求に柔軟に対応することが可能になりました。ストレージをプール化することで、ストレージ使用効率も向上し、ストレージコストの削減に貢献しています。