2020年11月6日(金)、ヤフーは、「地域デザインラボ展2020」を開催した。Zoom及びYoutube Liveによる生配信で、熊本(2020年10月7日)、十勝(2020年10月16日)に続いて東京(2020年11月6日)もオンラインで行われた。
「地域デザインラボ」は、民間企業が連携し、地域の本質である「ひとづくり」、「仕事づくり」を通して、人 × 仕事を複合的・構造的にデザインし、自治体単独または単一企業では実現できない地域の課題解決に貢献していくラボとして、多くの自治体と共に活動している。
開会挨拶は、宮澤 弦氏(ヤフー 取締役 常務執行役員)が出演。ヤフー主催の自治体向けの課題解決イベントは今回で10回目の開催となり、参加者や支援者への感謝を伝えた後、本ラボについて解説。2020年はコロナ禍で様々な社会システムの変革が求められる中、本年の地域デザインラボを3拠点(熊本・十勝・東京)オンラインで実施。新しい生活様式を踏まえた新しい行政について議論を重ねたとした。
また、ヤフーとして率先して働き方改革を進めるにあたり「どこに住んでも構わない」という体制で、宮澤氏自身も拠点を地域に移しフルリモートワークしている中、情報化社会の進化・発展により、地方の生活は豊か・便利になっていることを体感。「コロナ後の世界では、地域の魅力が再度認識される」とし、「これからは地方の時代、今回のラボで取り上げる4つのテーマが実現に向かっていくことを願っている」として挨拶を締めくくった。
基調講演「デジタルガバメント~将来の展望~」は、平 将明氏(前内閣府副大臣(政府テックチーム前事務局長))が出演。「社会全体のDXが進んでいき、疎外させないためにパブリックもデジタル化していく中で働き方・生活の多様性が増え、結果として地方創生が進んでいく」とし、今の政府の検討状況や、これからの課題について語った。
続いて、4つのテーマ(アナログ業務の効率化、コロナ以降の企業と担い手(人)の誘致、これからの高齢者支援、これからのシティプロモーション)に関する事前アンケートの結果をもとに、野村 義彦氏(イノベーションファシリテーター)がモデレーターを務め、それぞれの分野に関するスピーカーによるセッションが行われた。
Session1「アナログ業務の効率化」
宮入 謙氏(ソフトバンク 法人プロダクト&事業戦略本部 公共事業推進室 事業推進1部 部長)
Session2「コロナ以降の企業と担い手(人)の誘致」
Session4「これからのシティプロモーション」
大澤 竜二氏(小学館 ライフスタイル局 サライ編集室 プロデューサー)
中尾 亮資氏(小学館集英社プロダクション エデュケーション事業本部 パブリックサービス事業部 部長)
中村 健太郎氏(エスビージャパン 企画部 部長)
太田 紗世氏(イシン 自治体領域事業部 マーケティンググループ)
須田 康裕氏(ヤフー 第三営業本部 広域営業部 自治体チーム リーダー)
これからも本ラボが継続的に催され、地域のために活動する志ある人・企業の繋がりが広がっていき、地域の魅力の再認識や課題解決へのきっかけになることを願ってやまない。
(取材、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )