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2014/11/14

【野村證券】ノムラ個人投資家サーベイ(2014年11月)~「国内政治情勢」、「国内金利動向」の注目度が上昇

| by:ウェブ管理者
1. 調査の要約
(1)『ノムラ個人市場観指数』は 23.4 と前月比19.8 ポイント下落
3 カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は23.4 と前回10 月調査の43.2 から19.8 ポイント低下した。調査時の日経平均株価(14 年11 月4 日終値)は16,862.47円と前回調査時(14 年10 月6 日終値: 15,890.95 円)を971.52 円上回っており、株価の過熱感を感じる回答者が増えた模様だ。

(2)「国内政治情勢」、「国内金利動向」の注目度が上昇
今後3 カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、「国際情勢」の注目度が前月に引き続き一位となったものの、前月比では-10.1%ポイントと大きく低下した。一方、「国内政治情勢」は前月比上昇幅が7.1%ポイントと全体の中で最も大きかった。第二次安倍改造内閣発足後の国会審議の遅れなどが影響したと見られる。次いで「国内金利動向」も前月比4.8%上昇した。

(3) 「金融」の注目度が上昇、「消費」は低下
今後 3 カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いたDI を見ると、「医薬品」が前月に引き続き一位となった。前月比上昇幅が全業種中最も大きかったのが「金融」で、8.4 ポイント上昇した結果DI は3.9 となった。日本銀行による追加金融緩和の発表と、それに伴う株価上昇などが金融への注目度上昇の背景と見られる。一方、「消費」のDI は前月比-6.3 ポイントと全業種中最大の下落幅となった。

(4) 円高ドル安見通しが増加
3 カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円高ドル安を見込む回答比率の合計は52.3%と前月の35.3%から17.0%ポイント上昇した。内訳をみると、「10 円程度」の円高ドル安を見込む選択肢についての回答比率が前月比で+7.3%ポイントと、上昇幅が最大であった。「5 円程度」「10 円以上」の円高ドル安を見込む選択肢についても前月比で計9.7%ポイント上昇し、円高ドル安を予想する個人投資家が全般的に増えた模様だ。円安を見込む選択肢については、「5 円程度」「10 円以上」の回答比率が前月比で低下した一方、「10 円程度」の前月比がわずかに上昇した。

(5) 「アメリカドル」の投資魅力が引き続き一位
今後3 カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いたDI を見ると、「アメリカドル」が34.9 で一位となったが前月比では3.7 ポイント下落した。上昇幅が大きかったのは「日本円」で、前月比3.2 ポイント上昇した。その他の通貨については、多少の変動はあったものの、変動幅は比較的小幅であった 。

(6) 金融商品では「国内株式」の注目度が引き続き一位
各金融商品に対する考え方について、「新しく保有したい、あるいは保有金額を増やしたい金融商品」との回答比率から「保有をやめたい、あるいは保有金額を減らしたい金融商品」との回答比率を差し引いたDI を見ると、「国内株式」のDI が前月に引き続き一位で、前月比でも5.4 ポイント上昇した。上昇幅で見ても国内株式が一位で、次点が預貯金であった。


原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20141114/20141114.pdf

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