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2014/05/15

【野村證券】ノムラ個人投資家サーベイ(2014年5月)~『ノムラ個人市場観指数』は44.0と前月比15.2ポイント上昇、「国際情勢」の注目度が再び上昇

| by:ウェブ管理者
1.
調査の要約

(1) 『ノムラ個人市場観指数』は44.0と前月比15.2ポイント上昇
3 カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は 44.0 と前回 4 月調査の28.8 から 15.2 ポイント上昇した。内訳をみると、「1,000 円程度上昇」「2,000 円程度」「2,000 円以上」の株価上昇を見込む全ての選択肢で回答比率が上昇した。
なかでも「1,000円程度上昇」を見込む回答比率が 51.5%と過半を占め、前月比+5.2%ポイントと全体の中で上昇幅が最大だった。

(2) 「国際情勢」の注目度が再び上昇
今後 3 カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、「国際情勢」の注目度が前月に引き続き一位となり、前月比では+9.8%ポイントと全要因中最大の上昇幅となった。
4 月末にウクライナ情勢に対する懸念が再び高まったことなどが背景にあろう。一方、「為替動向」の注目度は前月比-4.9%ポイントと全要因中最も低下幅が大きかった。

(3)「消費」の注目度が底打ち反転
今後 3 カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いた DI を見ると、「資本財・その他」が前月に引き続き一位となった。前月まで 4 カ月連続で最下位だった「消費」のDI が依然マイナスではあるものの、前月比+17.4 ポイントと全体の中で最大の上昇幅となった。一方、「自動車」の DI は前月比-5.2 ポイントと下落幅が全体の中で最大となった。

(4) 円安ドル高見通しがやや増す
3 カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて円安ドル高を見込む回答比率の合計は 58.7%と前月の 55.7%から+3.0%ポイントとやや上昇した。内訳をみると、「5 円程度円安ドル高」を見込む回答比率が前月比+4.5%ポイントと全体の中で最も上昇幅が大きかった。一方、「5 円程度円高ドル安」を見込む回答比率は前月比-3.4%ポイントと全選択肢中最も低下幅が大きかった。

(5) 「日本円」の投資魅力が一位
今後 3 カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いた DI を見ると、「日本円」の注目度が一位となったが、DI は前月比-0.1 ポイントとほぼ横ばいだった。前月に注目度が一位だった「アメリカドル」の DI が前月比-4.4 ポイントと全通貨中最大の下落幅となったことなどから「日本円」の順位が押し上げられた模様だ。また、「ユーロ」の DI は前月比+2.9 ポイントと上昇幅が全体の中で最も大きかった。


原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20140515/20140515.pdf

17:16 | 金融:証券
 

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