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2020/12/06

【鶴岡市由良自治会、由良自治会活性化委員会、由良温泉観光協会】山形県のコワーキング拠点の活用と人的ネットワーク形成、「由良ワーケーション キックオフミーティング in 海テラスゆら」開催!

| by:サイト管理者



 2020年12月1日(火)、山形県の鶴岡市由良自治会、由良自治会活性化委員会、由良温泉観光協会は、「由良ワーケーション キックオフミーティング in 海テラスゆら」を開催した。




 「由良ワーケーション」では、快適な環境づくりのヒント・アイデアについて、地元住民と民宿の関係者との意見交換を図るべく、2泊3日のモニターを募集。ゼロから整備された「海テラスゆら」を会場に、日本各地から7名のモニターが参加した。



 第1部は、「国内で広がるワーケーション」と題してゲストスピーカーによる講演が行われた。



 この日のキックオフミーティングの進行は、佐藤 理沙さん(由良自治会活性化委員会 統括)が務めた。

 開会挨拶は、石川 博一さん(由良温泉観光協会 会長、八乙女 代表取締役 社長)が登壇。お礼の言葉と共に、全国でワーケーションが広がる中、鶴岡市が進める4温泉郷(あつみ温泉湯田川温泉湯野浜温泉由良温泉)におけるこれからのワーケーションの取り組みに向けて、アイデアや意見などへの期待の言葉を述べた。



 「鶴岡におけるワーケーションの取り組みについて」では、小野 奈緒美さん(鶴岡市 商工観光部 観光物産課 主事)が登壇。観光(温泉)地でワーケーションを推進する背景、鶴岡市の動きとして、「4温泉地ワーケーション協議会(仮称)」の活動、「ワーケーションリゾート・鶴岡」実行委員会(ヤマガタデザインANA総研全日空庄内支店、市内事業者・団体が連携するワーケーション実証事業)の活動、「鶴岡市リモートワーク・ワーケーション推進事業補助金」などについて紹介。鶴岡のよさをかみしめる機会を増やしていきたいとした。

 講演「ワーケーション取り組み事例紹介」では、山賀 広平さん(損害保険ジャパン ビジネスクリエーション部 ビジネスラボ鶴岡 課長代理、慶應義塾大学先端生命科学研究所 所員)が登壇。自身が由良に来た背景として「ビジネスラボ鶴岡」にかかる包括連携協定について紹介。ワーケーションの背景、定義、分類、メリット・デメリット、マーケットなどについて解説。各地のワーケーションの取り組み事例(和歌山県白浜町、長野県塩尻市など)について紹介した。



 講演「連携するワーケーション」では、長岡 太郎さん(ヤマガタデザイン 街づくり推進室 マネージャー 兼 ショウナイズカン 担当)が登壇。「地域資源から事業をデザインし、子どもたちが生きる未来に自らも希望を持てる社会を実現する。」を掲げ、田んぼに浮かぶホテル「SUIDEN TERRASSE」、ワーケーションリゾート・鶴岡「WORKATION RESORT TSURUOKA」など手掛けている事業(ホテル、教育、人材紹介、農業(精算、人材、ハード開発))の目的と概要について紹介した。

 講演「新しい働き方コンソーシアム」では、平尾 清さん(鶴岡工業高等専門学校 客員教授、青山学院大学経営学部 非常勤講師)が登壇。県内コワーキングスペースの常時接続が進められれる中、「由良ワーケーション モニター募集」に至った経緯について紹介。ゼロから整備し、通信環境を整え、SNSなどを通じてモニター募集を展開。今回参加したモニターのアンケートやアイデアを活かし、企画・調査・レポートのサイクルをまわし、成功の秘訣をレポートしていきたいとした。



 講演「シェアリングエコノミー」では、佐伯 晋吾さん(趣味なび 取締役COO 兼 IKIGAIプロデューサー)が登壇。シェアリングエコノミーが今必要とされる理由として、働き方改革によるワーク・ライフスタイルの変化、価値観の変化、新型コロナによるニューノーマルへの移行を挙げ、詳しく解説。これからは、まさに「IKIGAI(生き甲斐)」の時代だとし、注目のシェアリングサービスについて紹介した。



 第2部は、「それぞれのコロナ禍、グレートリセット、テレワーク新時代へ」と題して、パネルディスカッションが行われた。



 ゲストスピーカーとして、NY赴任2年目の藤原 智子さん(CLAIR(クレア)一般財団法人自治体国際化協会 ニューヨーク事務所)、イタリア在住19年の古川 澄子さん(元外務省職員、日本語教師、翻訳通訳家)、小林 剛也さん(山形県 みらい企画創造部 部長)がオンラインで出演し、それぞれの取り組み、海外の現地の様子や私見が披露された。



 小林 剛也さん(山形県 みらい企画創造部 部長)は、人的ネットワーク形成(人的新結合)、オンラインによる県外・県内のネットワーク、地域特性に応じたワーケーション受入体制の整備、市町村と連携した滞在体験プログラム展開について紹介。




 その上で、常時山形と日本、世界のスタートアップをつなぐVtuber「ジョージ・ヤマガタ氏」が応援する「Show night Hammer(ショウナイハマー)釣りケーション」構想を披露した。とりわけ、ワーケーションが全国的な盛り上がりを見せている中、今後大切な視点として「従来型のワーク(=決められた仕事)× バケーション」によるワーケーション概念は既に古くなりつつあり、「釣り(=創造的な遊びの一例)× バケーション」という尖がったコンセプトにより、仕事か遊びかの二項対立を超えた創造的な営みが可能となり、それこそが日本の目指すべき高度付加価値社会における、経済成長も含めた価値創造のための新結合となる、との自説を展開した。またそのためのインフラとして、釣りの合間に仕事もできる簡単なシェアスペースが庄内浜には複数必要であり、山形県庁としても「庄内ワーケーション」の「晴釣雨読」をしっかりとサポートしたい、と述べた。



 閉会の挨拶は、遠藤 米太郎さん(由良自治会活性化委員会 会長)が登壇。お礼の言葉と共に、活性化委員会の背景と活動、由良の魅力の数々を紹介、「由良ワーケーション キックオフミーティング in 海テラスゆら」を締めくくった。



 今回、初の開催となった「由良ワーケーション キックオフミーティング in 海テラスゆら」。山形県のコワーキング拠点の活用と人的ネットワーク形成に向けて、最初の一歩を踏み出した鶴岡市由良自治会、由良自治会活性化委員会、由良温泉観光協会。地元住民と日本各地から参加したモニターのアイデアや意見を活かし、今後の活動と展開に注目したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




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