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2022/02/09

【みずほ銀行】フィリピンのデジタルバンク「Tonik」への出資について

| by:ウェブ管理者
株式会社みずほフィナンシャルグループ(執行役社長:木原 正裕)は、株式会社みずほ銀行(頭取:藤原 弘治)を通じて、フィリピン共和国(以下「フィリピン」)において、同国民間企業で初めてライセンスを取得し「Tonik」ブランドで無店舗のデジタルバンクを展開する Tonik Digital Bank, Inc. (以下「Tonik バンク」)の持株会社 TonikFinancial Pte. Ltd. (CEO:Krasnov Grygorii、以下「Tonik フィナンシャル」)に出資することとしました。Tonik フィナンシャルはシンガポール共和国の会社で、みずほ銀行は持分約 10%相当の株式を取得します。

1.本件出資の目的・戦略的意義
〈みずほ〉は、企業理念において、あるべき姿・将来像として「日本、そしてアジアと世界の発展に貢献し、お客さまから最も信頼される、グローバルで開かれた総合金融グループ」を目指すことを掲げています。アジアでは、人口増加を背景とした経済成長が見込まれる反面、金融インフラが発展段階にあり、「Financial Inclusion」(金融包摂)が社会課題となっています。〈みずほ〉は、アジアにおいて、「デジタル」を軸とした金融サービス提供による金融包摂への貢献と、事業ポートフォリオの拡充を目指し、同地域の事業者への戦略的な出資を検討してきました。

フィリピンは、人口の 7 割程度が銀行口座を保有していない一方、アジアの中でも若年層の割合が特に高く、スマートフォンの普及が進んでいることを背景にモバイル決済などのデジタル金融サービスが銀行未利用層にも急速に浸透しつつあり、デジタルを通じた銀行サービスの提供は、金融インフラの発展を促す突破口の一つとなりえます。
Tonik バンクは、既存銀行のサービスが行き届いていない中間層に、スマートフォンをベースとしたユーザー目線の金融サービスを提供し、フィリピンにおける金融包摂を推進しようとしています。民間企業として初めて、店舗を持たずデジタル端末上のみで銀行サービスの提供を行うことができるデジタルバンクライセンスの認可をフィリピン中央銀行より受け、既に預金・貸出サービスを開始しています。

〈みずほ〉は、国内事業を通じ培った経験やノウハウの提供等により、Tonik バンクの金融サービス事業の更なる強化・成長に貢献するとともに、既に出資しているベトナムのベトコムバンクや M サービスとの連携を通じて、フィリピン・ベトナムを起点にアジアにおける金融包摂とリテール金融業界のさらなる発展に貢献していきます。


原文はこちら
https://www.mizuhobank.co.jp/release/pdf/20220209_2release_jp.pdf

15:09 | 金融:銀行
 

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