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2017/11/06

【Finatext】東大発フィンテックベンチャー Finatext が証券業へ参入~BaaS構想に基づくプラットフォーム型証券ビジネスの展開において大和証券グループ本社等との資本業務提携を基本合意

| by:ウェブ管理者
1. 証券業参入の狙い
株式会社Finatext (代表取締役: 林 良太、以下、「当社」)は、この度、「株式会社スマートプラス」 (代表取締役:藤江典雄、以下、「スマートプラス」)を設立し、関係当局への登録手続き完了を条件として証券業へ参入することをお知らせいたします。
スマートプラスはブローカレッジ、注文執行をプラットフォーム化するBaaS 構想を基盤として、委託手数料のみに頼らない新たなビジネスモデルを創造します。その実効性を高めるため、株式会社大和証券グループ本社(執行役社長:中田 誠司、以下「大和証券グループ本社」)、大和証券株式会社(代表取締役社長:中田 誠司、以下「大和証券」)と資本業務提携を締結することにより、堅牢な基盤で低取引コストを実現しいたします。また、当社本来の強みであるサービス開発を掛け合わせることで、個人投資家に新たな価値を提供いたします。

2. これまでの証券業界の課題
昨今の証券業界は取引コストの低下を背景として、個人投資家の増加に寄与している一方で、取引ツールが複雑且つ、画一的になりがちであることで、初心者の方や長期投資を志向する方々には、投資に関して心理的な参入障壁が存在していることが当社の調査を分析した結果、判明いたしました。具体的には、当社アプリのユーザーの多くが既存の取引ツールの複雑さを理由として一度も取引しないことが判明しております。我が国において、「貯蓄から投資へ」というフレーズが長年にわたり掲げられているにもかかわらず、金融機関の預金およびタンス預金が過去最高額を更新し続けている(*2) (*3)背景には、資産運用への無関心が原因ではなく、むしろ一定の関心があるお客様の大多数がその入り口で挫折してしまう点に大きな要因があるとみられます。

3. BaaS - ブローカレッジ及び注文執行のプラットフォーム化
そこで、当社のテクノロジーにまつわる知見を共有するスマートプラスは、大和証券グループ本社、大和証券との資本業務提携と同時に、先進的かつ安定的にBaaS 構想の柱となる「ブローカレッジ及び注文執行のプラットフォーム化」を推進いたします。BaaS により注文執行が効率化され、取引コストが低下することで、手数料競争とこれまでのブローカレッジ業務における価値に変わり、新たな価値が創出されるという構造的変化が訪れると当社は想定しております。

4. BaaS によって実現できること
スマートプラスは、お客様の多様なライフスタイルや投資目的にそれぞれ適合的な取引ツールを複数リリースすることで、これまでは投資に心理的障壁を抱えていた方々の投資デビューを後押しするだけでなく、中級者・上級者にも満足いただける環境を取りそろえることで、サービスにおいても他社との差別化を図ってまいります。
そのような環境を整備していくため、スマートプラスは、移動時間や家事の合間等、様々な場面で投資が可能なモバイル端末をメインとした証券会社として、お客様の多様なニーズにお応えすることを第一に営業を開始いたします。


原文はこちら
https://www.finatext.com/news/2017/11/6/finatext

17:06 | IT:一般
 

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