金融&IT業界の情報サイト
 
 


 
【IT業界ニュース】 >> 記事詳細

2020/02/04

【三井情報】MKI、大分銀行に財務分析ソリューション「CASTER X」を導入

| by:ウェブ管理者
- 融資先との対話を深めコンサルティング力の強化を支援 -

三井情報株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小日山 功、以下 MKI)は、株式会社大分銀行(本店:大分県大分市、取締役頭取:後藤 富一郎、以下 大分銀行)に、将来の財務シミュレーション機能等を持つ財務分析ソリューション「CASTER X(キャスターテン)」を導入します。2020年4月の本格運用開始を予定しています。

大分銀行は大分県内を中心に93の店舗を持ち、1893年の創立以来、地域社会の繁栄に貢献すべく金融サービスの提供に取り組んできました。地域金融機関として地元中小企業への円滑な資金供給を使命とする大分銀行は、融資先企業の事業の成長や経営改善の支援にも注力しています。

近年、地域金融機関は、財務情報や担保などの定量情報に過度に依存することなく、定性情報を加味した事業性評価に基づく融資判断や、融資先企業の本業支援につながるコンサルティング機能の強化が求められています。従前より融資先企業との対面でのコミュニケーションを重視してきた大分銀行には高い対話力を持つ行員が多くいるものの、個々の行員が収集した情報や、経験に支えられたコミュニケーションおよび融資判断のノウハウの共有が課題となっていました。かかる状況を受け大分銀行は、将来の財務分析シミュレーション機能や融資先向け財務診断帳票出力機能等、融資先企業とのコミュニケーションを支援する財務分析ソリューションCASTER Xの導入を決定しました。

今回のCASTER Xの導入により、大分銀行では以下のような効果を期待しています。

-融資先企業との対話の強化
今回大分銀行は試験運用としてCASTER Xの「将来の財務シミュレーション機能」を利用します。本機能は現在の財務諸表のデータから融資先企業の今後の財務状況を予測するもので、融資担当者はこのデータを活用し、融資先企業に対しより具体的なコンサルティングが可能になります。

-業務効率化
CASTER XはTKC等が提供する財務データを直接読み込む「外部データ取り込み機能」を備えており、OCR読み込みにかかる事務作業の手間や読み取りミスをなくし、業務の効率化が期待できます。

-審査の精緻化
CASTER Xの「同業他社比較機能」は、融資審査の際、融資先企業の財務情報および経営指標を、大分銀行が保有する同業他社のデータと比較分析し、融資可能金額や条件等を導き出すための参考となる情報を提供する機能です。行内に蓄積されたデータを活用することで、より信頼度の高い分析が可能となり融資審査の精緻化が期待できます。

MKIは、1985年にCASTER Xの前身となる財務分析ソリューション「CASTER」を大分銀行へ導入しました。CASTERはOCRで読み込んだ決算書等の財務情報を分析し融資判断のための資料を作成するもので、導入前は手作業で行われていた計算作業の大幅な効率化に貢献しました。そして今回、MKIはCASTER Xの導入を通して、大分銀行の行内に蓄積された情報やノウハウの共有の促進と、行員の対話力・コンサルティング力の強化を支援し、今後も大分銀行とその先のお客様の発展に寄与していくことを目指します。


原文はこちら
https://www.mki.co.jp/news/solution/20200204_1.html

16:12 | IT:一般
 

【免責事項】
サイト掲載情報の正確性、および完全性については最善を尽くしておりますが、その内容を保証するものではございません。また利用者が当サイト、およびサイトに関連するコンテンツ、リンク先サイトにおける一切のサービス等を利用されたことに起因、または関連して生じた一切の損害(間接的、直接的を問わず)について、当社、当サイト、投稿者および情報提供者は一切の責任を負いません。

Copyright © 2010- GoodWay Inc. All rights reserved.