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2014/03/25

【日本IBM】ビッグデータから価値を抽出するビジネス・コンサルティング強化

| by:ウェブ管理者
日本IBM(社長:マーティン・イェッター)は、顧客企業の競争力を向上させるために、戦略策定や企業改革において、最先端のアナリティクスを活用するよう、組織体制の強化とソリューションの拡充を図りました。

当社は、本年2月に「ストラテジー&アナリティクス」部門を発足させ、「戦略コンサルティング・サービス」とアナリティクス関連のソリューションを提供してきた「ビジネス・アナリティクス&オプティマイゼーション」を統合しました。そして本年4月より、「市場と顧客」を含めた5つのドメイン(事業領域)において、戦略策定および企業変革のコンサルティング、アナリティクス・ソリューション、ビッグデータ基盤の構築を、統合した価値として訴求していきます。さらに、グローバルで、コンサルティング・コンセプト、ソリューションおよび産業別の事例(インダストリー・ユースケース)を共有し、そこから日本企業にとって意味のあるもの抽出し、日本での知見を加えて、日本の顧客の競争力の向上に貢献するサービスを展開していきます。

デジタル化の進展により、あらゆるデバイス、チャネル、インフラがセンサーを搭載し、直接インターネットにつながり膨大なデジタル情報を創出、そしてソーシャルメディアの進展によって、人々のコミュニケーションもデジタル情報として蓄積される時代です。その膨大で多様なデータから有益な示唆を引き出し、それを実行に移せるかどうかが、企業の競争優位の源泉となります。そのために、当社は最先端のアナリティクス技術を駆使して、斬新な視点から企業への示唆を抽出し、その示唆を戦略策定、組織改革、プロセス改革を通じて実践に移すコンサルティング・サービスを展開し、この分野でのリーダーとなります。

IBMおよび日本IBMでまとめた「グローバル経営層スタディー2013 ジャパン・レポート*1」によると、事業戦略と統合したデジタル戦略を有するという回答がグローバル全体で36%に対し、日本は24%と低く、さらに、日本の経営者の51%がデジタル戦略自体を策定していないと回答していました。このたび発足した「ストラテジー&アナリティクス」では、これらの背景を踏まえ、日本企業の競争力優位に貢献できるビジネス・コンサルティング・サービスを推進していきます。

「ストラテジー&アナリティクス」のドメイン(事業領域)は次の通りです。
市場と顧客:
製品・市場戦略、マーケティング、プロモーション、営業改革の分野で、市場データ、競合動向、顧客データ、自社の販売データなど社内外に蓄積された多様なデータに基づくアナリティクスにより斬新な示唆を提示します。そして、構想策定から実践・定着化までを一貫して支援します。

オペレーションとサプライチェーン:
サプライチェーン機能や間接機能を対象に、ハードウェアに搭載されたセンサーからの情報、オペレーショナルKPI、財務情報、市場情報などの多様なデータに基づく、アナリティクスにより、グローバルレベルでの最適化、高度なリモートメンテナンスの実現、故障の事前検知と事前メンテナンス活用など、新たな機能の構想策定から運用まで、一貫して支援します。

ファイナンス:
経理財務機能を対象に、最新のアナリティクス手法の活用により、経営資源配分の最適化、売上・利益の着地点予測、プロセス効率の飛躍的向上を推進します。また、企業価値を損なうリスクや不正を検知し、コントロールする支援を行います。

組織と人材:
アナリティクスからの示唆にもとづいて組織改革を支援します。また、アナリティクスを人材マネジメントの領域に適用し、人事機能の高度化・効率化、最適な人員配置、リーダーシップ開発、スキル開発を支援します。

テクノロジー:
情報システム機能に対し、アナリティクスによって、オペレーション改革、先端テクノロジーによる新サービス、そしてグローバルなITガバナンスの実現を支援します。また、ビッグデータを分析するための基盤の構築を支援します。

*グローバル経営層スタディー2013 ジャパン・レポート
「IBM 2013 Global C-suite Study」は、世界の主要企業トップや公的機関のリーダーが抱える経営課題を理解することを目的に、グローバルの4,000人以上の経営層にインタビューを実施し、分析結果をまとめて2013年10月に発表されました。これに基づき、日本における17業種631名の経営層の回答傾向の特徴に焦点を当ててまとめたのが「グローバル経営層スタディー2013 ジャパン・レポート」です。


原文はこちら
http://www-06.ibm.com/jp/press/2014/03/2501.html

18:02 | IT:一般
 

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