GAIA-Xは、IDSA(International Data Spaces Association)という機関を通じて普及活動が積極的に行われており、2020年11月時点で約350社の企業が参加している。その中には、米国のアマゾン、マイクロソフト、グーグル、中国のアリババなどのハイパースケールクラウドも名を連ねている。 また、2020年12月から2021年3月までの新規加入企業は合計で195社で、累計で約550社ほどに拡大している。新規加入の内訳をみると、ドイツ企業が61社(構成比31%)と最も多く、次いでフランス、イタリアがそれぞれ37社、ベルギー13社、スペイン10社となっている。また、EU圏外からは、米国から7社、英国が2社、中国やシンガポールからもそれぞれ1社の企業が参加している。今後、他国や他国企業に遅れを取らないよう、日本や日系企業はデータ流通の規格や実装に向けて、官民一体となった取り組みが求められていくと考える。