ドキュサインは、企業や組織の契約書の作成から署名、締結、管理に至る契約に関するプロセスを、現代のビジネスに合わせて近代化するという「システム・オブ・アグリーメント(System of Agreement: SofA)」というビジョンを掲げ、ソリューションや技術を提供しています。そのビジョンに沿って、電子署名の処理の自動化と一元管理を実現するプラットフォームを展開し、電子署名ソリューションプロバイダーのリーディング・カンパニーとしての地位を確立しています。
Crossing the Chasm(邦題:キャズム)の著者であり、ホワイトペーパー「The Rise of Modern Systems of Agreement(英語)」の共同著者でもあるジェフリー・ムーア(Geoffrey Moore)氏は、次のように述べています。「企業は、これまで長年にわたって、Systems of Record (SoR) をデジタル方式で変換し、Systems of Engagement (SoE) を自動化するために何十億ドルも投資してきました。しかし、どのプラットフォームも、契約締結プロセスの複雑性や適法性を、自然かつ容易に処理することはできていません。私は、ドキュサインの『システム・オブ・アグリーメント』ビジョンに基づくプラットフォームなら、このギャップを埋められると考えています。これは新しい試みで、長らく実現されていなかったことです。」
イーサリアム上のブロックチェーンとのリアルタイム統合:ドキュサインを使って締結された契約が自動的にイーサリアムに書き込まれるようになりました。また、2つの世界の標準化に向けた活動にも参加します。1つがエンタープライズ イーサリアム アライアンス(企業向けイーサリアム連合[EEA])への加盟で、業界のリーダーと連携して、ブロックチェーンのベストプラクティスやオープン標準を定義していきます。もう一つが米国で活動しているChamber of Digital Commerceへの加盟で、政策立案者や執行機関と協力してブロックチェーンを先導する活動に協力します。
DocuSign for Salesforce CPQ:これまで、金額が記載された見積書や提案書などの契約締結プロセスでは、いくつもの紙の書類を用意し、複数の関係者が目を通す必要があり、それに伴い署名やスキャン処理、電子メールでの送付などの作業が発生していました。DocuSign for Salesforce CPQ(製品構成・価格設定・見積)では、CPQデータをドキュサイン上の契約に紐付けることができます。このデータは、Salesforceから直接送信できるため、見積もりから請求までのQuote-to-cashプロセスのすべての段階において、これまでよりも迅速かつ容易に処理することができます。