【矢野経済研究所】アフィリエイト市場に関する調査結果 2012~スマートフォン普及拡大を追い風に、成長基調を取り戻すアフィリエイト市場~
http://www.yano.co.jp/press/press.php/001036
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内のアフィリエイト市場の調査を行った。
1.調査期間:2012年6月~2012年11月
2.調査対象:主要アフィリエイトサービス事業者、インターネット広告実施企業(広告主)、広告掲載媒体(メディア)展開企業
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用
<アフィリエイトとは>
アフィリエイトとは、Webサイトやメールマガジンなどにある企業サイトへの広告(リンク)を張り、閲覧者がそのリンクを経由して当該企業のサイトで会員登録したり商品を購入したりすると、Webサイトやメールマガジンのオーナーに報酬が支払われるという広告手法を指す。
各種広告主とWebサイトオーナーを仲介する代理店方式のASP 型、仮想ショッピングモール運営企業がアフィリエイト機能を提供するショッピングモール型、自社のショッピングサイトにある商品の販売促進を目的として、自社が広告主となりアフィリエイトを提供する独自型、の3方式に分類される。
<アフィリエイト市場とは>
本調査におけるアフィリエイト市場は、上記の3方式のアフィリエイト広告の成果報酬額、手数料、諸費用などを合算し、市場規模を算出した。
調査結果サマリー
◆2012年度のアフィリエイト市場規模は前年度比112.6%の1,276億9千万円を見込む
昨今のスマートフォンの普及がEC市場の活性化に寄与する中、EC市場との親和性が高いアフィリエイト市場も、連動する形で拡大を続けている。2012年度のアフィリエイト市場規模は、前年度比112.6%の1,276億9,000万円に成長すると見込む。
◆大手クライアント(広告主)の利用増加がアフィリエイト市場を牽引
アフィリエイトが改めて注目され、大手の総合広告代理店においてもアフィリエイト取扱が増加し、フィーチャーフォン時代には消極的だった大手企業でもプロモーションを目的としたアフィリエイト利用が増加している。今まではアフィリエイト広告に対して様子見していた大手クライアント(広告主)での採用が増えていることが、市場拡大を牽引していると考える。
◆将来予測:2011年度から2015年度までの年平均成長率は10.0%で拡大
アフィリエイト市場規模は堅調に成長し、2011年度から2015年度までの年平均成長率(CAGR)は10.0%で推移し、2015年度には1,659億円に拡大と予測する。
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http://www.yano.co.jp/press/pdf/1036.pdf