アジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボについて 2015年8月に開始されるプログラムの参加企業(約7社)は、金融機関の厳選な審査によって選定されます。プログラム期間中は、サイバーポート社(Cyberport)およびJ プラス ホテル バイ ヨー(J Plus Hotel by YOO)の協力のもと、参加者に執務スペースと宿泊場所が提供されます。12週間のプログラムでは、大手金融機関の上位役職者によるテクノロジーや事業戦略に関する指導のほか、様々なワークショップ、パネルディスカッション、ユーザーグループ・セッション、交流会、対面指導、およびプレゼンテーションの機会などが提供されます。プログラム終盤の2015年11月には「投資家の日(Investor Day)」が開催され、参加企業は投資家に対してプレゼンテーションを行います。なお、参加者にはプログラム期間中、香港に滞在していただきます。
アジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボは、アクセンチュアとニューヨーク市パートナーシップ基金(Partnership Fund for New York City)が2010年に設立した、同様のプログラムをモデルにしています。「Partnership Fund for New York City」は1億1000万ドルの資金を擁した「Partnership for New York City(www.pfnyc.org)」の投資部門です。これまでニューヨークで開催されたプログラムに参加した24の企業は、合計1億6,000万ドルを超える資金調達に成功し、そのうち1社は1億7,500万ドルで買収されました。2012年には、アクセンチュアとロンドンの大手金融機関が、ロンドン市長や行政機関の支援を得て「ロンドン先進金融テクノロジーラボ」を設立しました。過去2年間でこのプログラムに参加した14の企業は3500万ドル以上の新たな資金調達、約50件もの銀行とのビジネス契約、そして170%の売上増を達成しました。また2014年には香港に「アジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボ」、アイルランドに「ダブリン先進金融テクノロジーラボ」が設立され、アジア・パシフィック先進金融テクノロジーラボの参加企業は、これまでに600万ドルを超える資金を調達しています。