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2016/07/29

【岡三証券グループ】平成29年3月期 第1四半期決算短信

| by:ウェブ管理者
1.当四半期決算に関する定性的情報

(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は足踏み状態が続きました。世界経済の鈍化を受けた輸出の減速や熊本地震の影響などから、生産は弱含みとなりました。また、失業率が3%台前半で推移し、有効求人倍率は約25 年ぶりの高水準となるなど雇用情勢の改善は続いた一方、賃金改善の動きは強まらず、個人消費は弱い動きが続きました。

為替市場では、ドル円相場は当初、米国の追加利上げ時期に対する思惑から1ドル=110 円前後で不安定な動きが続きましたが、5月の米雇用統計が悪化したことを受けて早期利上げ観測が後退し、円高ドル安の動きが強まりました。6月24 日には英国民投票でEU離脱派が勝利したことを受けて一時1ドル=99 円台まで円高が進み、6月末は1ドル=103 円台で取引を終えました。また、ユーロ円相場では、欧州中央銀行の金融緩和政策や、英国民投票を巡る混乱などから円高ユーロ安が進み、6月末は1ユーロ=114 円台で取引を終えました。

株式市場は、円高の進行や国内企業の業績悪化を嫌気した海外投資家が株式売却を進めた一方、国内投資家の買いが下値を支える形となりました。日経平均株価は概ね15,500 円~17,500 円のレンジ内で推移しましたが、6月24 日に英国民投票の結果が伝わるとリスク回避の売りが膨らみ、一時15,000 円の大台を下回る展開となりました。

その後は買い戻しの動きも見られましたが、日経平均株価は15,575 円92 銭で6月の取引を終えました。債券市場は、根強い金融緩和期待や日銀の国債購入に支えられ、利回りの低下基調が続きました。年度初めには利益確定売りが目立ち、マイナス利回りの定着した長期国債を積極的に買い進む動きは限られましたが、利回りの相対的に高い超長期国債への投資家の需要は根強く、金利低下を主導しました。6月には英国民投票の結果を受け、追加金融緩和への期待感や安全資産として日本国債の需要が一段と強まり、国債利回りは各年限で過去最低を更新しました。

このような状況のもと、中核子会社の岡三証券株式会社においては、地域旗艦店舗の移転リニューアルを進めるなど営業機能を強化するとともに、市況に即した投資情報と多様な商品ラインアップを活用した地域密着型の営業活動を引き続き展開しました。一方、インターネット取引専業の岡三オンライン証券株式会社においては、シンプルな操作性を追求した新たな発注ツールの提供や投資信託積立サービスの導入、株価指数証拠金取引の新商品「NYダウ証拠金取引」の取扱い開始など、サービスの一層の拡充を図りました。

また、岡三アセットマネジメント株式会社においては、パフォーマンスの向上やタイムリーな情報発信に努めるとともに、市場環境の変化に対応すべく、毎月決算型投信の分配金見直しや公社債投信の繰上償還等を行う一方、機関投資家向けに私募投信の提案を積極的に行いました。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間における当社グループの営業収益は192 億42 百万円(前年同期比78.5%)、純営業収益は189 億75 百万円(同78.6%)となりました。販売費・一般管理費は162 億57 百万円(同94.8%)となり、経常利益は29 億30 百万円(同37.7%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は28 億77 百万円(同62.0%)となりました。


原文はこちら
http://www.okasan.jp/ir/finance/pdf/17_1Q_all.pdf

18:04 | 金融:決算・人事・IR
 

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