「Mt.Fujiイノベーションキャンプ2021」では、 ビギナーからベテランまで広く参加者を募集し、事業を大きく成長させることを目指し、協創パートナーとの積極的なディスカッションを通じてビジネスプランのブラッシュアップを目指している。
イノベーティブビジネスプランコンテストでは、 Class "BOOST"(ビジネスプランを事業として既に実施している法人・個人事業主、やまなし地域課題解決型起業支援金事業の採択者)、および、Class "START"(事業を営んだことのない個人、ビジネスプランを事業としてまだ実施していない法人・個人事業主)の二つのクラス毎に表彰者が選出される。
オリエンテーションで、戸田 達昭さん(シナプテック 代表取締役、起業家、元中央教育審議会 委員、山形大学 客員准教授、山梨大学 非常勤講師)は、今回で8回目のイノベーションキャンプ、これまで50社以上の会社が生まれてきた。山梨から世界に飛び立って欲しい。残念ながら最終に残れなかった方々も全力で応援していきたいとエールを送った。
長崎 幸太郎さん(山梨県知事)のビデオメッセージでは、お礼の言葉と共に、今回で8回目を迎え、87件の起業や新規事業を創出し、大企業とのコラボレーションによる事業を展開するケースも出てきていることを紹介。イベントとしての評価が高まる中、革新的なアイデアを持つビジネスプランに期待していると語った。その上で、東京一極集中から地方分散へと変化する中、中部横断自動車道の全線開通や、近い将来のリニア中央新幹線の開業が予定されているなど、山梨県のビジネス環境は大幅に向上していくとし、山梨県を牽引していく産業を育成するため、起業・創業の充実強化を掲げ、山梨の地を舞台に、新たな挑戦に取組むスタートアップ企業に対し、さまざまな支援を積極的に行っていきたいとした。今回のイベントを通じて生まれるビジネスプランが実を結び、我が国をリードする起業家がぞくぞくと誕生することを祈念するとエールを送り、挨拶とした。
(Class "START")「foodfull+が手がける一生に一度の思い出を 幼児向け食ブランド」
柳 陽菜さん、作野 充さん(foodfull+)
(Class "START")「The Sunrise 保育園・幼稚園・小学校情報サイト 後悔しない園・学校選び」
鮎沢 尚さん、山下 奈緒子さん(朝日新聞社)
(Class "START")「移動式キャンプカフェ~アウトインドアな体験を~」
黒澤 駿さん
(Class "START")「CtoCの韓国語学習アプリ『K-up!』」
中山 優陽さん(OCHER)
(Class "START")「踊る×シューズ“踊るっシュ”」
笹井 ののさん(踊(あしへん))
(Class "START")「サブリミナル防災」
根間 友里亜さん、桂 大和さん(SAFEKNOT)
(Class "BOOST")「高品質な化粧品をもっと身近に。-ジェネリック化粧品-」
新津 和也さん(ジェネリック化粧品 代表取締役)
(Class "BOOST")「グローバルエンジニアクラウド」
樫根 久澄さん
審査時間中はトークタイム。戸田 達昭さん(シナプテック 代表取締役、起業家、元中央教育審議会 委員、山形大学 客員准教授、山梨大学 非常勤講師)は、オンライン参加中のリベンジマッチに参加したメンバーへインタビューし、感想や課題を聞いた。そして次につなげる為に参加者同士の交流も行った。
第1位(Class "START")「踊る×シューズ“踊るっシュ”」
笹井 ののさん(踊(あしへん))
第2位(Class "START")「移動式キャンプカフェ~アウトインドアな体験を~」
黒澤 駿さん
第3位(Class "START")「CtoCの韓国語学習アプリ『K-up!』」
中山 優陽さん(OCHER)
第1位(Class "BOOST")「フルーツの『新しい売り方』で『果樹農業』をリビルドする」
第2位(Class "BOOST")「高品質な化粧品をもっと身近に。-ジェネリック化粧品-」
新津 和也さん(ジェネリック化粧品 代表取締役)
同第2位(Class "BOOST")「グローバルエンジニアクラウド」
樫根 久澄さん
同第2位(Class "BOOST")「備蓄の在り方を考えるStockBase」
続いて、審査員から受賞者一人一人への講評が行われた。
『オキサイド賞』は、古川 保典さん(オキサイド 代表取締役社長)から、「高品質な化粧品をもっと身近に。-ジェネリック化粧品-」の新津 和也さん(ジェネリック化粧品 代表取締役)へ授与された。
『山形大学国際事業化研究センター長賞』は、小野寺 忠司さん(山形大学国際事業化研究センター センター長・教授)から、「foodfull+が手がける一生に一度の思い出を 幼児向け食ブランド」の柳 陽菜さん、作野 充さん(foodfull+)へ授与された。
アントレプレナーシップ賞(メンターによる決定)は、「踊る×シューズ“踊るっシュ”」の笹井 ののさん(踊(あしへん))が受賞。昨年の同賞受賞者の若林 佑弥さん(山梨大学 医学部 医学科)より賞が贈られた。
最後に全員(参加者、審査員、メンター、協創パートナー、実行委員会、運営メンバー)による記念撮影。