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2022/10/25

【Keychain】JCB、トッパンフォームズ・KeychainがNFCカードを利用したオフライン環境向け決済システムを実装

| by:ウェブ管理者
株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区、代表取締役会長兼執行役員社長:浜川 一郎、以下 JCB)および、トッパン・フォームズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:添田 秀樹、以下:トッパンフォームズ)、ブロックチェーン技術のリーディングカンパニーである合同会社Keychain(本社:東京都港区、共同創業者:ジョナサン・ホープ、三島 一祥 以下Keychain)の3社が提携し、NFC(Near Field Communications、近距離無線通信)に対応したカード形状およびキーホルダー型ICタグ(※)のユーザーインターフェースを活用し、オフライン環境の店舗用決済端末で取引を行うシステムを開発、検証いたします。

今回取組の背景・実施内容
現在のキャッシュレス・ソリューションは、センターサーバーとの通信を前提としているものが大半を占めております。一方、山間部や海上など通信の途絶が発生する環境や、停電などにより通信サーバーが機能しないケースなど、キャッシュレスがご利用いただけない局面での対応が課題で、中央銀行デジタル通貨(Central Bank Digital Currency、以下 CBDC)においても、オフライン環境下での決済が必要機能の1つとして議論されております。

JCB・トッパンフォームズ・Keychainでは、これらの課題に対し、これまでJCB・Keychain両社が取り組んできたMachine to Machine(M2M)向け決済システムの活用を検討して参りました。今般技術的な実現の目処が立ったこともあり、3社共同で決済ソリューションを開発し、実証実験を行うこととなりました。

本システムでは、汎用的な非接触ICカードの限られたメモリー内に認証機能を組み込むためのノウハウと、決済を行う店舗用決済端末および端末に搭載するアプリケーションをトッパンフォームズが提供します。エッジデバイスの限られた性能に対して、機器のなりすましやデータの改ざんを防ぐためにKeychainが持つ技術(Keychain Core※)をベースとすることで小さなアプリケーション(分散台帳技術を用いた認証情報/デジタルID)として組込み、近距離通信(NFC)規格を利用してタブレット・スマートフォンなどの店舗用決済端末との決済処理を安全に行います。

※Keychain Coreは、Singapore Fintech Awardなど、多数の表彰を受けているアプリケーション開発フレームワークです。ブロックチェーン技術や分散台帳技術を一般的な開発チームでも実装できるような環境を提供し、自己主権的デジタルアイデンティティ、データセキュリティ、さまざまな端末や通信環境における合意コンセンサス・取引を実装できるようにします。


原文はこちら
https://www.keychain.io/ja/news/jcb-toppan-forms-keychain-nfc-card-payment

15:04 | IT:一般
 

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