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2015/11/13

【野村證券】ノムラ個人投資家サーベイ(2015年11月)~「自動車」の注目度が上昇、「資本財・その他」の注目度が低下

| by:ウェブ管理者
(1) 『ノムラ個人市場観指数』は 51.8 と 6 カ月ぶりの水準に上昇
3 カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は 51.8 と前回 10 月調査の48.8 から 3.0 ポイント上昇し、15 年 5 月(52.0)以来の高水準となった。調査時の日経平均株価(15 年 11 月 2 日終値)は 18,683.24 円と前回調査時(15 年 10 月 5 日終値: 18,005.49円)を 677.75 円上回ったが、今後株価がさらに上昇すると予想する回答者が増えた

(2) 「国際情勢」の注目度が低下
今後 3 カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、「国際情勢」の注目度が前月に続き一位となったが、回答比率は前月比 10.9%ポイント低下した。一方、「国内企業業績」と「為替動向」、「国内金利動向」、「市場要因、心理的要因」の回答比率はそれぞれ前月比上昇した。

(3) 「自動車」の注目度が上昇、「資本財・その他」の注目度が低下
今後 3 カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いた DI を見ると、「自動車」の DI が 13.5 と前月比 10.0 ポイント上昇し、最も注目度の高い業種になった。前月まで 4カ月連続で注目度が最も高かった「医薬品」の DI は前月比 2.1 ポイント低下した。「資本財・その他」の DI は-4.9 と前月比 10.8 ポイント低下、全業種中で最大の低下幅となった。

(4) アメリカドル/円レートは円高を見通す回答が増加
3 カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて、円高ドル安を見込む回答比率の合計は 51.3%と前月の 49.7%から 1.6%ポイント上昇した。「10 円以上円高ドル安」を見込む回答比率は 3.5%と前月比 1.4%ポイント上昇、「5 円程度円高ドル安」との回答比率は39.2%と同 0.7%ポイント上昇した。一方、「5 円程度円安ドル高」との回答比率は前月比0.4%ポイント低下、「10 円程度円安ドル高」は同 1.0%ポイント低下、「10 円以上円安ドル高」は同 0.2%ポイント低下と、円安ドル高を見込む選択肢への回答比率がいずれも前月比低下した。

(5) 「アメリカドル」に投資魅力があるとの回答が増加
今後 3 カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いた DI を見ると、「アメリカドル」が 38.3 で引き続き一位となり、前月比 3.2 ポイント上昇した。「日本円」の DIは 22.2 と二位だったものの、前月比 4.5 ポイント低下した。前月からの低下幅が最も大きかった通貨は「ブラジルレアル」で 4.8 ポイント低下した。「中国元」の DI は-56.5 と最も低いものの、2 カ月連続で前月比改善した。


原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20151113/20151113.pdf

15:22 | 金融:証券
 

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