(2011/1/6)
日本におけるインドルピー建て為替予約取引の取扱開始について
http://www.mizuhocbk.co.jp/company/release/pdf/20110106.pdf
株式会社みずほコーポレート銀行(頭取:佐藤康博)は、インド向け送金取引の為替ヘッジ手法として新たにインドルピー建て為替予約スキームを開発し、このたびJFEスチール株式会社との間で第一号案件を約定しました。日本でのインドルピー建て為替予約は、当行では今回が初めてです。
インドルピーの為替変動リスクヘッジは、従来NDF(ノン-デリバラブル・フォワード。直物為替先渡取引の一種)と呼ばれる擬似的な為替予約スキームを活用した差金決済(日本円や米ドルで受払)が一般的でした。このたび開発したインドルピー建て為替予約を活用することでより簡便な為替リスクヘッジが可能になります。
当行では、昨年4月にアジア・新興国通貨の専門部署を発足させたほか、シンガポールに駐在する外国為替専門担当者の増員を実施しており、各国毎の通貨規制・相場見通しに関する情報提供や、海外直接投資や貿易決済に伴う為替変動リスクヘッジニーズを国内外でサポートしています。
当行は、11月の人民元建て為替予約に続き、今回インドルピー建て為替予約の取扱を開始するなど、規制の多いアジア・新興国通貨においても為替リスクヘッジツールを拡充しており、引き続き、お取引先のさまざまなニーズにあわせたスキームを提供していきます。