当社完全子会社による公開買付けの開始
http://ir.gmo.jp/pdf/irlibrary/disclose_info20120801_2.pdf

当社の完全子会社であるGMO クリックホールディングス株式会社（以下「GMO クリックホールディングス」又は「当事会社」といいます。）は、平成24 年8 月1 日開催の取締役会において、FX プライム株式会社（コード番号：8711、大阪証券取引所JASDAQ スタンダード市場、以下「FX プライム」といいます。）の普通株式を公開買付け（以下「本公開買付け」といいます。）により、取得することを決議しましたので、お知らせします。

1. 買付け等の目的等
当社の完全子会社であるGMOクリックホールディングスは、GMOクリック証券株式会社（以下「GMOクリック証券」といいます。）の持株会社として、GMO クリックホールディングス及びその子会社・関連会社にて構成される企業集団（以下「当事会社グループ」といいます。）の事業の多角化の推進に加え、コーポレートガバナンスの機能強化を目的として、平成24 年1 月に設立された会社です。
また、GMOクリック証券は、平成17 年10 月に設立された金融商品取引法に基づく第一種金融商品取引業者であり、一般投資家を対象として、有価証券取引や外国為替証拠金取引（以下「FX」といいます。）等の金融商品取引サービスをオンラインを中心として提供しております。なかでも、「信用取引手数料無料キャンペーン」等の各種キャンペーンの実施や店頭FX「FX ネオ」の取引スプレッドの縮小、外為オプション取引専用のスマートフォンアプリをはじめとする各種取引ツールの提供開始、及び取引環境の継続的な改善を行う等、取引コストを含むお客様の利便性の向上に取り組み、お客様基盤の拡大に注力しております。

一方、FX プライムは、平成15 年9 月、伊藤忠商事株式会社（以下「伊藤忠商事」といいます。）の100％出資で設立され、同年12 月にインターネットを通じたFX 事業を開始しています。その後、平成20 年9 月にジャスダック証券取引所（現JASDAQ）に株式を上場し、平成24 年3 月31 日現在、伊藤忠商事はFX プライムの株式を4,568,500株（所有割合56.40％（注））保有しております。設立当初よりコンプライアンスとシステムの安定性に重点を置いた経営をモットーとしており、平成19 年1 月にISMS（情報セキュリティ国際規格）認証〔ISO／IEC27001:2005〕を取得し、平成21 年9 月には苦情対応マネジメントシステム〔ISO10002〕への適合を宣言し、また、同年11 月にはITSMS（ＩＴサービスマネジメントシステム国際規格）認証〔ISO／IEC20000-1:2005〕を取得しています。また、完全固定スプレッド、独自の個別ロスカットルール、豊富な金融情報、上場会社としてのブランドや信用力、システムの安定性等を武器に、堅実な経営を実践していることが特徴であります。

この度、GMO クリックホールディングスが、本公開買付けにより、FX プライムを連結子会社とすることを決議しました背景には、現状において、業者間における取引条件の競争が厳しさを増しており、今後もこの傾向は続いていくことが予想されるため、新規のお客様の獲得に当たっては、取引条件といった定量的な要素に加え、ブランドや信用力といった定性的な要素も充実させていくことが必要であるという考えにあります。

GMO クリックホールディングスが、FX プライムを連結子会社とすることにより、FX プライムが有する上場企業としてのブランドや信用力、システムの安定性、及び当事会社グループが有する取引条件面での競争優位性といった両社の強みを活かすことで、両社のお客様基盤の充実及び収益性の向上を実現し、継続的な企業価値向上に貢献できるものと考えております。加えて、当事会社グループの収益向上が完全親会社である当社の連結業績にも貢献するものと考えております。
なお、本公開買付けに関する詳細は、添付「FX プライム株式会社株式に対する公開買付け開始に関するお知らせ」をご参照願います。

詳細
http://ir.gmo.jp/pdf/irlibrary/disclose_info20120801_2.pdf