(2011/1/27)
為替系デリバティブ取引への対応について
http://www.bk.mufg.jp/info/info_derivative.html
株式会社三菱東京UFJ銀行(頭取 永易克典)は、『金融円滑化を最も重要な社会的役割の一つ』と位置付けて、その実現に取り組んでおります。
昨今の外国為替市場における円相場の高騰により、現下の厳しい経済状況とも相俟って、為替系デリバティブ取引を契約されたお客さまの一部におかれては経営への影響が生じていることを認識しております。
こうした情勢のなか、当行では、金融円滑化の趣旨に鑑み、以下の対応をとることといたしました。
1.基本的な取組方針
(1) デリバティブ取引によって生じている経営への影響を丁寧にお伺いし、お客さまの状況改善に向けたお申し出やご相談等には親身かつ誠実な対応を心がけ、可能な限りお客さまのご希望に沿うよう努力いたします。
(2) お取引状況とお客さまの経営実態に応じて、決済資金や解約清算金のご融資等の資金繰り支援などを検討し、お客さまの事業活動の円滑な遂行に配慮いたします。
(3) お客さまからのご照会事項に対しては、ご契約内容やお取引の経緯等を可能な限り丁寧にご説明することといたします。ご説明にあたっては、お客さまの立場を十分に尊重し、優越的地位の濫用との誤解を受けることのないよう留意いたします。
(4) 金融ADR制度(裁判外指定紛争解決機関によるあっせん制度)の一層の活用等により、迅速な問題解決に努めてまいります。
2.行内体制の整備
当行では、お客さまの経営に及ぼす影響を幅広く能動的に把握し、きめ細かくフォローアップしていくために、以下の本部組織を新設いたしました。
(1) 新設する本部組織: 『デリバティブ業務室』
(2) 設置日: 平成23年1月14日
(3) 主な業務内容: デリバティブ取引管理に係る施策の企画立案など
3.デリバティブ取引専用の苦情・お問い合わせ窓口の設置
為替系デリバティブに限らずデリバティブ商品全般に関するお客さまからの苦情・お問い合わせについては、『デリバティブホットライン』にて承っております。
(1) 電話番号: 0120-222-276
(2) 受付時間: 月~金曜日 9:00~17:00
(土曜・日曜・祝日および12月31日~1月3日は休業とさせていただきます)