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2016/11/10

【国際協力銀行】アジア各国輸銀との間で貿易・投資の活性化に向けた覚書を締結~経済連携が進むアジア諸国の輸銀間の連携を促進~

| by:ウェブ管理者
1.株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:近藤 章)は、9日、アジア輸銀フォーラム第22回年次会合において、同フォーラムのメンバーであるアジア各国の輸出入銀行(輸銀)等10機関*1 の間で、各国間の貿易・投資の活性化に向けた相互協力についての覚書を締結しました。

2.1996年に発足したアジア輸銀フォーラムは、JBICを含むメンバー機関が、それぞれが直面する様々な課題に対して協調して取り組む方策や戦略について話し合う場です。各機関の代表(会長、総裁等)が参加する年次会合は、各機関持ち回りで行われます。今年はインドネシア輸出入銀行(Indonesia Eximbank)が主催者となり、オブザーバーのアジア開発銀行(Asian Development Bank:略称ADB)を含む計12機関が参加しました。

3.今回調印した覚書では、各国間の貿易・投資の活性化の観点から、クレジットラインの活用や、協調融資協力の拡大、現地通貨建ファイナンスの協力拡大について合意しました。

4.近年のアジア諸国の目覚ましい経済発展を背景に、地域内の経済的相互依存が深化しています。こうした中、膨大なインフラ整備の需要やエネルギー・環境問題等の地域の課題に対応していくために、JBICを含むアジア各国の輸銀等が更なる協調体制を構築することは、アジア全体の持続的な経済成長に貢献するものと考えます。JBICは、「質の高いインフラパートナーシップ」*2 等の日本政府の政策を踏まえつつ、2016年5月に成立した「株式会社国際協力銀行法の一部を改正する法律」*3 によって強化された機能も活用し、日本企業の海外における事業展開を引き続き支援していきますが、同法により強化された現地通貨建て融資の拡大等を推進する観点からも、アジア各国の輸銀との協調関係は有益です。

5.JBICは今後も、日本の公的金融機関として、本フォーラムの場を通じアジア輸銀間の協力関係を強化することで、アジア諸国との経済連携の推進や日本企業の海外展開を金融面から支援していきます。


原文はこちら
http://www.jbic.go.jp/ja/information/press/press-2016/1110-51459

17:17 | 金融:銀行
 

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