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2013/12/03

【野村證券】2013~2014年度の企業業績見通し~経常利益の前回ピークは2007年度、2013年度に前回ピークの97%に回復、2014年度は前回ピーク比106%に到達するという企業業績の水準感

| by:ウェブ管理者
【2013 年度予想の概要】
本レポートは、野村證券アナリストによる企業業績予想を集計し、その集計結果を分析したものである。2013 年度はRussell/Nomura Large Cap(除く金融)で前年度比10.7%増収、同37.3%経常増益予想である。前回の予想(8 月公表、集計は8 月20 日)と比べると、増収率が0.4%ポイント、経常増益率は1.2%ポイントの上方修正となった。予想経常利益の下方修正局面は1 四半期でひとまず終わり、再び企業業績は上方修正軌道に復帰し始めたことになる。また、3 期連続で経常損失が見込まれる公益を除くと、同30.5%経常増益予想から同30.7%経常増益予想へと、0.2%ポイントの上方修正となっている。今回の業績予想に際しては、2013 年度通期の円ドル前提を1ドル97.9 円(前回98.9 円)、円ユーロ前提を1 ユーロ131.0 円(前回128.2 円)とした。予想経常利益の修正額は2,374 億円と小幅ではあるが、「対ドルでの円高修正を乗り越えた上方修正」である。
13 年度に見込む10.7%という増収率は資産インフレ期の89 年度に記録した15.1%に次ぐ、高い伸び率である。
緊急経済対策を通じた景気の下支え効果が出始めていることに加え、2013 年度後半からは米国景気の復調と円安による輸出数量増効果により輸出が勢いを取り戻すことが期待される。円安やリフレーションの影響に加え、M&A(合併・買収)積極化の動きも高い増収率に結びついている。
2013 年度第2 四半期の企業業績はRussell/Nomura Large Cap(除く金融)で前年同期比50.8%経常増益と、2013年度第1 四半期の同44.7%経常増益を上回った。円安進行の恩恵が大きいのは事実であるが、19 業種中、17 業種が増益となっており、企業業績の回復は広範な業種に及んでいる。上期実績も同46.1%経常増益と事前予想の同29.8%経常増益を16.3%ポイント上回ったが、下期予想は事前予想の同42.2%経常増益から同30.1%経常増益へと、下方修正されている。


原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20131203/20131203.pdf

18:14 | 金融:証券
 

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