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2023/02/01

【損害保険ジャパン】火災保険金支払い領域におけるAIによる建物の自動損害算定システムの導入

| by:ウェブ管理者
損害保険ジャパン株式会社(取締役社長:白川 儀一、以下「損保ジャパン」)は、東大発スタートアップの技術を使い、AI(人工知能)による建物自動損害算定システムについて、2023年7月からサービスを展開します。

1.提携の背景と目的
近年、地震、台風・豪雨等による洪水などの被害が多数発生しており、被災されたお客さまの生活再建を支える役割を担う損害保険会社には、より迅速な対応が求められています。
損保ジャパンは、これまで大規模災害発生時の調査員の適正配置※1や SNS を活用した水災被害状況分析・被害推定システムの導入※ 2 、アプリで早期に保険金の目安がわかる「SOMPO水災サポート」の提供※3など、デジタル技術を積極的に活用し、災害時にお客さまをお待たせすることのない迅速な保険金のお支払いを目指してきました。
一方で、火災保険における建物の保険金の支払業務のうち、修理見積書を確認して損害額を算定する業務は、その専門性の高さから損害保険登録鑑定人(以下「鑑定人」)などの社外の専門家による手作業で行ってきました。

具体的には、業者ごとに形式が異なる建物の修理見積書と被害写真を鑑定人等の調査担当者が1件ずつ確認する必要があるため、台風等で保険金請求が集中した場合は、保険金のお支払いまでに平均2週間を要するといった課題がありました。
このたび、「SOMPO建物 AI 見積り判定」を開発することで、人の手で行ってきた損害額の算定業務の一部を自動化し保険金の支払い所要日数の短縮を図ります。SOMPOが掲げるパーパス「”安心・安全・健康のテーマパーク” により、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会を実現する」のとおり、被災されたお客さまの一日も早い生活再建のために、本システムによるスピーディな保険金のお支払いを目指します。

この実現のため、最先端 AI 技術について深い知見を持つ東京大学鳥海研究室発のスタートアップである株式会社 TDAI Lab(代表取締役社長:福馬智生、以下「TDAI Lab」)の技術を使います。TDAI Labは、過去には国際スポーツ生中継のリアルタイム翻訳を成功させるなど、AI システム構築に多くの実績がある日本屈指の東大発 AI スタートアップです。


原文はこちら
https://www.sompo-japan.co.jp/-/media/SJNK/files/news/2022/20230201_1.pdf?la=ja-JP

15:00 | 金融:保険
 

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