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2013/06/27

【WITV】越境せよ!THEライブ ~アブダビ編~直前インタビュー

| by:ウェブ管理者



2013年7月1日(月)19:00~20:00、海外投資専門チャンネルワールドインベスターズTV(WITV)』は、アラブ首長国連邦の首都アブダビから生中継の配信を予定しています。テーマは「越境せよ!THEライブ~アブダビ編~ 脱石油経済が動き出した!」。
今回、その直前にMCを務めるワールドインベスターズTV代表で総合プロデューサーの石田和靖氏(上部写真右)にアブダビや産油国の動向などについてうかがいました。(インタビュー:グッドウェイ メディアプロモーション事業部 柴田)




<柴田> WITVが海外から生放送を行うのは何回目ですか?


<石田>ムンバイ(インド)デリー(インド)ウランバートル(モンゴル)マニラ(フィリピン)、そして今回のアブダビ(UAE)4カ国5都市目ですね。あとはスカイプ生中継など簡易的なものであれば、何十回もやりました。アブダビは日本人になかなか知られてない割にはネタが盛りだくさんですから、以前から配信してみたかったのでとても楽しみです。ただ、現地の通信環境にかなり左右されるので、もしも途切れ途切れの配信になってしまったらごめんなさい。今のうちに謝っておきます(笑)


<柴田> そもそもなぜ、アブダビという都市を投資家の方々に伝えたいと思ったのですか?


<石田> 巷では「シェールガス」、「シェールオイル」というのが注目されていますよね?特に投資家の間ではよく話題に出てくるキーワードです。先日発売された、中原圭介さんの「シェール革命後の世界勢力図」という書籍も、私の周りの友人みんな買ってます。要はアメリカのシェール革命によって、世界のエネルギー構造が大きく変革起こすだろうという予測ですよね。アブダビやサウジアラビアなどGCC(湾岸協力会議)の国々は、アメリカの忠実な同盟国であり、アメリカに大量の石油を輸出しています。そのアメリカがシェール革命によってエネルギー独立宣言をするということは、湾岸産油国にとっては死活問題なわけです。
だからこれらの国々は脱石油・経済多角化に向けて動き出し、いま石油を売って入ってくる外貨を、国内外の巨大な事業へと回し、石油に依存しない経済の多角化を急ピッチで進めているというわけです。そのスピード感や規模感は、想像を絶するものがあります。これは投資家のみならず経営者やビジネスをされている方にもぜひ知っていただきたい、次に訪れる世界的なイノベーションの波なんです。



<柴田> なかなか実際に見てみないとイメージがわかないですよね。アブダビは具体的にどんなことをやってるんですか?


<石田> まず有名なのは世界最大の政府系ファンド「アブダビ投資庁(ADIA:Abu Dhabi Investment Authority)」というのがありますよね。いずれ訪れる石油のピークアウトに備え、将来の国民経済を守るために作られた世界最大の年金基金です。1976年に設立され、もう40年近く運用を続けています。米シティグループの筆頭株主としても有名です。私も時々伺いますが、地球規模の運用とサスティナビリティ(持続継続性)を念頭においたADIAのお話はとにかく世界を、未来を、よく見ています。


あとは、アブダビ国際空港の近くに、世界初・世界最大の再生可能エネルギー都市「マスダール・シティ(Masdar City)」があります。ここは、ゼロカーボン(二酸化炭素排出量ゼロ)、水の再生率80%以上、とにかく、すべて再生可能なものを利用して街を動かすというコンセプトです。要は、「世界的な産油国が石油を一滴も使わない」と宣言しているようなものです。ここはゼロカーボンですから、ガソリン車は一切入れません。都市内の交通機関は無人運転電気自動車を使います。自動車に乗ると、iPadのようなものに目的地までのルートがすべてコンピューターでインプットされ、レールも何も無い普通の道を、車が勝手に走って目的地まで連れてってくれるんです。GPSが障害物などはすべて感知して、自動でスピードを緩めたり速めたり、目的地に着いたらドアが自動で開き、目的地に到着しました。のアナウンス。まるでドラえもんの世界です。日本の10年先20年先行ってます。恐らくこれが2~3年以内に実用化されますが、もしこれが実用化されたら、それに関連する企業とか、世の中の運転手と呼ばれる職業の人たちはどうなるでしょう?以前、ワールドインベスターズTVでも、マスダールシティの現地レポを配信したのでそちらもぜひ見てくださいね。




<柴田> ・・・なんだかすごいですね。世の中がらっと変わってしまいそうですね。以前に石田さんからうかがった話だと、こういったものがまだまだたくさんあるとか。


<石田> そうなんです。こういう未来に向けた脱石油・経済多角化をテーマにした様々な、しかも数千億円~数兆円単位の巨大プロジェクトがあちこちでいくつも、しかも急ピッチで動いているのが、アブダビ、ドバイ、サウジアラビア、クウェート、カタールといった、いまの中東湾岸地域です。
アブダビはほかにも、世界最大級のテーマパーク「フェラーリ・ワールド」や、世界最大級の太陽熱発電所リーム1。そして、シャムスアブダビ、サディアット島、リーム島、ヤス島、ルル島、ザーイド港開発計画、アル・ラハ・ガーデン、あと大学の拡張工事や建設も予定。アブダビは都市中心部が、ペルシャ湾に浮かぶいくつもの天然の島々で構成されており、これらをアブダビ本島と何本もの橋と鉄道で結ばれる予定です。
これらのプロジェクトは、教育、芸術、文化、観光なども国が向かう方向として事業計画に盛り込んでおり、仏ルーブル美術館や米グッゲンハイム美術館の誘致も発表しました。数年後、きっとすごいことになるんじゃないですか。


<柴田> いや、そこまで聞くと実際に行って、この目で確かめてみたいですね。そしてそれらの開発が完成したときの、数年後のアブダビも見てみたいものです。




<石田> 柴田さん、あさってから行きます!一緒に行きましょう!・・・って、そうもいかないでしょうから、まずは7月1日(月)日本時間夜7時からスタートする生放送を見てみてくださいね。その生放送の中で、こういったアブダビの数々のプロジェクトや、アブダビや湾岸産油国が向かう方向などを、現地からお届けできればと思っています。


<柴田> 分かりました。石田さん、月曜日の生放送楽しみにしています!ありがとうございました!


<石田> 柴田さん、ありがとうございました!でも、もしも途切れ途切れの配信になってしまったらごめんなさい(笑)


◎ワールドインベスターズTV「越境せよ!THEライブ~アブダビ編~」
2013年7月1日(月) 夜7時(日本時間)、UAEアブダビから生放送配信!
スマホでも視聴可能、六本木ワールドインベスターズトラベルカフェ店内でも配信します。

出演者:石田和靖(WITV総合プロデューサー)、カリア・ラフール(Cox&Kings)ほか



(編集・制作: 柴田 潔)

17:58 | 写真:投資家向け




 

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