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2015/09/01

【フィスコ】CSR・ESG活動のショートコメント配信を開始~中長期視点の投資に資する情報提供で金融市場を活性化~

| by:ウェブ管理者
株式会社フィスコ(以下「フィスコ」)は、上場企業の CSR(企業の社会的責任)・ESG(環境・社会・企業統治)関連の情報配信強化の一環として、CSR・ESG 活動のショートコメントの配信を開始いたしましたのでお知らせします。

2015 年 6 月より施行されたコーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)の遵守に向けて、上場企業による CSR・ESG 情報の開示が急速に進みつつあります。CSRとは、企業が社会や環境へ与える影響に対する責任のことを意味し、持続可能な発展(サステナビリティ)に貢献するためにその責任を果たしていく活動を指します。ESGとは、環境(Environment)、社会(Society)、企業統治(Governance)の頭文字をとったものです。いずれも、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書などの財務諸表には表れない、いわゆる非財務的な要素のことを指します。

CSR・ESG 情報の開示が重視される理由は、これら要素が企業の中長期的な企業価値の向上にいかに影響するのかという点に関して、株式・債券などの金融市場に対して分かりやすく説明する必要がある、と考えられているからです。

たとえば「環境」の観点では、地球温暖化などの環境問題を重視する企業は、一般的に言って、二酸化炭素の削減や廃棄物ゼロに向けた取組みに積極的であることが挙げられます。これらの取組みを軽視している、あるいは実施していない企業に比べると、環境問題に起因する事業環境の変化への自社の対策や、自社へのマイナス影響について、ステークホルダーへ合理的に説明できる可能性が高いと言えます。さらに、積極的な取組みを通じて、新技術開発などの可能性が向上したり、温暖化ガス排出枠を販売したりすると、中長期的な業績、ひいては企業価値の向上や持続的成長にプラスに寄与する(リターンが大きい)とも考えられます。このように、CSR・ESG への取組みやその情報開示に積極的な企業は、これらの点を、投資家との対話のなかで、説得力のあるロジックに基づいて投資家に説明できる可能性が高いと言えます。

一方で、上場企業の CSR・ESG 情報は、資金を提供する側である投資家の視点からすると、中長期的な企業の業績、すなわち資金の運用パフォーマンスに影響します。投資家の企業価値への貢献責任を記した日本版スチュワードシップコードの影響もあり、投資先の選定・分析や投資可否の意思決定にあたって CSR・ESG を考慮する投資家が、国内外の機関投資家を中心に増えつつあります。やがてこの潮流が、中長期的な視野で株式投資を実行する日本の個人投資家にもさらに浸透することが予想されます。

このような背景のもと、フィスコは、上場企業の中長期的な企業価値や持続的成長の判断に資する情報として、上場企業のCSR・ESG活動のショートコメントの配信を開始するに至りました。


原文はこちら
http://www.fisco.co.jp/uploads/20150901_fisco_pr1.pdf

18:05 | IT:一般
 

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