(2011/08/12)
平成24年3月期第1四半期 決算短信
http://www.iij.ad.jp/IR/library/financial/pdf/IIJI1Q11J.pdf
1．平成24年3月期第１四半期の連結業績（平成23年4月1日～平成23年6月30日）
(1) 連結経営成績（累計） （％表示は対前年同期増減率）
営業収益 営業利益 税引前 当社株主に帰属する
四半期純利益 四半期純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％
24年3月期第1四半期 23,362 47.7 915 244.2 865 210.0 512 107.4
23年3月期第1四半期 15,813 △0.1 266 △24.3 279 △6.9 247 36.8
１．当四半期決算に関する定性的情報
(１)連結経営成績に関する定性的情報
①当四半期（平成24年３月期第１四半期）の連結業績の概況
当第１四半期連結累計期間におけるわが国経済は、設備投資が減少し雇用及び所得環境は依然として厳しい状況であったものの、海外経済の改善を背景とした輸出の増加及び生産活動の回復等により、持ち直しの兆しが見られました。景気の先行きについては、生産活動の回復につれた緩やかな回復が期待されるものの、電力供給の制約及び原油高の影響や海外経済及び為替の動向等に留意が必要であります。
当社グループが関連するデータ通信市場におきましては、クラウドコンピューティングを含むアウトソーシングサービス分野への需要は引き続き堅調に推移しました。システムインテグレーション分野では、企業のIT投資に対する慎重な姿勢は継続しており、本格的な復調時期は依然として不透明であります。
このような市場環境のなか、当第１四半期連結累計期間における当社グループの事業状況といたしましては、特にクラウドコンピューティングをはじめとするアウトソーシングサービスへの需要は旺盛で、ネットワークサービス売上高及びシステムインテグレーション売上高は共に前年同期を上回り、期初として順調なスタートを切ることができました。クラウドコンピューティングサービス「IIJ GIO」に関しましては、サービスラインアップの継続拡充及び機能拡張に努め、当第１四半期連結累計期間末における累計導入案件数は600件超、６月の月次売上高は1.8億円強となり、３月時の430件、月額1.2億円から継続伸長いたしました。また、今後の案件需要吸収に向け、サーバ設備増強等を継続的に行なっております。あわせ、増加するディザスタリカバリ及びBCP（事業継続計画）対策等の需要に対応するために、関西圏に高津（こうづ）データセンターを新設いたしました。当第１四半期連結累計期間の業績全体としては、想定どおりの着地となりました。
当第１四半期連結累計期間における営業収益は、平成22年９月に子会社化した㈱IIJグローバルソリューションズ（以下、「IIJグローバル」という。）の売上寄与（３ヶ月分）、IIJ GIOの順調な案件積み上げ、アウトソーシングサービス売上高の継続伸長及びシステムインテグレーションの前年同期比増収等があり、前年同期比47.7％増の23,362百万円（前年同期 15,813百万円）となりました。
当第１四半期連結累計期間における営業利益につきましては、IIJグローバルに係る費用の追加はあったものの、ネットワークサービスの売上総利益増加、ATM運営事業の損失規模縮小等により、前年同期比244.2％増の915百万円（前年同期 266百万円）となりました。
当第１四半期連結累計期間における、IIJグローバルによる連結業績への寄与額は、営業収益にて6,464百万円、売上総利益にて1,291百万円、営業利益にて436百万円でありました。
当第１四半期連結累計期間における税引前四半期純利益（法人税等及び持分法による投資損益調整前四半期純利益）は、前年同期比210.0％増の865百万円（前年同期 279百万円）となりました。当社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比107.4％増の512百万円（前年同期 247百万円）となりました。
セグメント別では、当第１四半期連結累計期間のネットワークサービス及びシステムインテグレーション（SI）事業の営業収益は、前年同期比46.9％増の23,239百万円（前年同期 15,816百万円）となり、営業利益は前年同期比142.4％増の1,047百万円（前年同期 432百万円）となりました。当第１四半期連結累計期間のATM運営事業の営業収益は、前年同期比130.1％増の244百万円（前年同期 106百万円）となり、営業損失は、前年同期比30.6％減の111百万円（前年同期 160百万円の営業損失）となりました。
