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2023/01/19

【ブルームバーグ】エネルギー移行に伴う金属需要、10兆ドルに拡大する見込み~需要の増加と供給の継続的停滞で

| by:ウェブ管理者
ブルームバーグNEFの「エネルギー移行に伴う金属の長期見通し」の創刊では、移行技術に用いられる主要金属の市場規模は2050年までに3倍に増大と予想

【ニューヨーク、2023年1月18日】太陽光、風力、蓄電池、電気自動車などのエネルギー移行技術の進展に欠かせない主要金属の需要は、2050年までに5倍に増大することがブルームバーグNEF(BNEF)のいわゆる「ネットゼロ・シナリオ」で予想されています。一方、供給側は、投資不足、鉱業に対するカントリーリスクの増大、埋蔵量の枯渇深刻化などの制約を受けています。

新規鉱業プロジェクトの開発において、カントリーリスクは長い間大きな障壁となっています。世界経済が減速していることに加え、各国が主要金属の供給を確保する必要があることから、資源ナショナリズムが復活し、資源税が引き上げられています。こうした各国政府による介入は、新規鉱山に対する投資の減速につながっています。エネルギー移行における主要金属の重要性を踏まえ、各国政府はその国の経済における当面のニーズを満たすことと、世界のネットゼロの将来という長期的野心との間でバランスを取る必要があります。

BNEFの金属・鉱業部門責任者かつ本リポート主要執筆者、クワシ・アムポフォの見解:「エネルギー移行で、原材料にスポットライトが当たっています。これはチャンスであると同時に責任も生じてきます。責任ある鉱業によって、この需要を満たすための資源採掘を支えなければなりません。鉱業はエネルギー移行の基盤であり、まずは鉱業業界自体が脱炭素化をすることで、移行を先導していく必要があります」

エネルギー移行に伴い、化石燃料を用いる火力発電技術に使用される原材料は今後減少していきます。BNEFの経済移行シナリオは、2050年には石炭や天然ガスといった化石燃料を用いる火力発電所からの金属需要は、発電分野における需要全体の6%未満になると示しています。足元では2022年に約16%だったことを踏まえると、低減することになります。一方で、再生可能エネルギーおよび蓄電池における金属消費量は、2050年までに2倍以上に増加すると予測しています。


原文はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000147.000012467.html

15:09 | IT:一般
 

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