(2012/03/15)
我が国金融業の中長期的な在り方に関するワーキング・グループ資料
http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/w_group/siryou/20120312.html
「[素案]我が国金融業の中長期的な在り方」(第1章)(PDF:63KB)
我が国金融業の中長期的な在り方
はじめに
我が国の金融資本市場及び金融業の活性化については、これまで、政府において累次にわたる取組みが重ねられてきている。平成19 年には、金融庁において「金融・資本市場競争力強化プラン」が策定され、資本市場の活性化策、金融規制の改善策(ベター・レギュレーション)、金融専門人材の育成などの環境整備などが検討された。
リーマンショック直後の平成21 年に策定された、金融審議会の「基本問題懇談会報告」においては、複線的な金融システムの構築の意義が確認される一方、我が国金融業の強化の必要性、とりわけ「価値創造型の金融仲介の重要性」が強調され、さらに、当面の市場発の金融危機への対応が議論された。
さらに、平成22 年12 月には、政府の「新成長戦略(平成22 年6 月)」を受けて、金融庁において「金融資本市場及び金融産業の活性化等のためのアクションプラン」が策定された。同プランは、金融の役割を、「実体経済を支えること」及び「金融自身が成長産業として経済をリードすること」であるとし、そのための様々な施策のパッケージを示している。その後、東日本大震災や欧州債務危機等を踏まえ、政府において「日本再生の基本戦略(平成23 年12 月)」が取りまとめられ、金融分野における施策としては、官民連携による成長マネーの供給拡大や銀行・証券会社等の金融仲介機能の強化等が取り上げられている。
こうした中、平成23 年3 月、当審議会は、金融担当大臣より、「我が国金融機関の国際競争力の強化、地域経済における金融機能の向上、更には両者があいまって我が国経済・金融業の一層の発展を図るための中長期的な課題等」についての検討を諮問されたことを受け、当ワーキング・グループを立ち上げ、爾来○○回にわたり審議を行ってきた。本報告書は、この審議結果を取りまとめたものである。
詳細
http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/w_group/siryou/20120312/03.pdf
「[素案]第2章 金融機関の在り方」(PDF:288KB)
(価値を創造し、成長を牽引する金融機関を目指して)
我が国経済社会の構造変化、そして経済の急速かつ広汎なグローバル化は、金融サービス需要の新たな可能性を開きつつある。また、少子高齢化の進展や環境意識の高まり等を受けて、新たな需要が生まれつつある。こうした新しい需要を確実に捉え、顧客の認める価値を創造することが、我が国金融機関には期待されている。市場を創造し、我が国経済の成長を牽引していくことは金融業の重要な役割であり続けている。
また、経済のグローバル化や技術革新の進展により、世界的な資金フローの流れが拡大・加速しつつある。金融機関が、国境を越えていく個人及び企業の資金フローの動きを支援し、余剰資金のある地域から高い投資リターンが得られる地域に資金を振り向け、資源の再配分を行う、グローバルな資産運用ビジネスの可能性が広がってい
る。
詳細
http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/w_group/siryou/20120312/04.pdf
その他
「バックグラウンド・ペーパー・シリーズ」(PDF:705KB)
http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/w_group/siryou/20120312/01.pdf
「報告書の構成(たたき台)」(PDF:415KB)
http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/w_group/siryou/20120312/02.pdf