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2015/11/05

【日本IBM】IBM、Gravitantを買収し、ハイブリッド・クラウド・サービスとエンタープライズ・サービスを強化

| by:ウェブ管理者
IBM(NYSE: IBM (英語))は本日(現地時間)、クラウド・ベースのソフトウェアを開発する民間企業、Gravitant, Inc.を買収したことを発表しました。このソフトウェアを利用すると、各組織は、ハイブリッド・クラウドにおいて、複数のサプライヤーから提供されるソフトウェアおよびコンピューティング・サービスを、容易に計画、購入、管理、または仲介することができます。このような機能を使用して、より高いパフォーマンスと効率性を追求するため、プライベート・クラウドとパブリック・クラウドが混在する環境を統合しデジタルな管理を行えるようになります。

Gravitantのソリューションを利用すると、IT管理者から、権限を持つ社員まですべての人が、さまざまな企業が提供するコンピューティング・サービスおよびソフトウェア・サービスの評価や購入、および機能や価格の比較を、すべて単一のコンソールから行えます。このテクノロジーは、購入するとすぐに、サービスとして利用でき、各サービスがどのように使用されているのか、より効率的かつ視覚的にわかりやすい形で、前述のコンソールから管理できます。

IBMのグローバル・テクノロジー・サービス担当シニア・バイス・プレジデントであるマーティン・イェッター(Martin Jetter)は、次のように述べています。「エンタープライズITの現実は、経済性や容量、セキュリティーなど、さまざまな特長を持つ多くのクラウドが混在しています。Gravitantは、企業が現在どのようにすれば自社の環境を管理できるかという問題に対して、イノベーティブな方法を提供し、これにより選択肢が加わり容易さが増します。これは、私たちのハイブリッド・クラウド・サービスを拡大するうえで重要な要素です」

IBMは、Gravitantの機能をIBMグローバル・テクノロジー・サービス部門に統合する予定です。また、IBM Cloudでは、Gravitantの機能をSoftware-as-a-Serviceとして提供する予定です。IBMは、この取り組みにより、ハイブリッド・クラウドのソリューションおよび機能をさらに拡張します。

Gravitantの会長兼CEOであるモハメッド・ファルーク(Mohammed Farooq)氏は、次のように述べています。「IBMは、ハイブリッド・クラウドとエンタープライズITのサービスにおいてリーダーであり、私たちのテクノロジーは、お客様の体験をより高度なものにし、IBMの基盤にも新しい機能をもたらします。私たちはIBMと協力して、より多くのエンタープライズがプライベートとパブリックのクラウド環境の拡大に対処できるよう支援できます」

Gravitant社は2004年に創立され、本社は米国テキサス州オースティン、インドのプネおよびバンガロールに開発拠点を持っています。この買収における金銭面での条件は公開されていません。


原文はこちら
http://www-06.ibm.com/jp/press/2015/11/0502.html

19:00 | IT:決算・人事・IR
 

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