【日本取引所グループ】現物市場等の統合に際して
http://www.jpx.co.jp/news-releases/130716_a.html
本日、大阪証券取引所の現物市場を東京証券取引所に統合いたしました。東証の市場区分は、市場第一部、市場第二部、マザーズ、JASDAQ、TOKYO PRO MARKETの5区分となり、上場会社は3400社を超えることとなります。
また、大証の売買審査や上場審査といった自主規制機能も、東京証券取引所自主規制法人に集約され、我が国の大半の現物株売買や上場デリバティブ取引が東京証券取引所自主規制法人の守備範囲となり、広範かつ一元的な自主規制が可能となります。
加えて、大証の清算機能を日本証券クリアリング機構(JSCC)に集約し、大証で取引される日経平均株価指数等を対象とするデリバティブ取引に関する清算業務もJSCCにおいて開始いたしました。これによりリスク管理機能の向上や証拠金の一本化が実現されます。
来年3月に予定する東証のデリバティブ取引の大証への統合をもって、JPX設立の目標である我が国資本市場の国際競争力強化に向けた第一歩としての市場機能の統合は完成し、市場利用者の皆様の投資活動や企業活動を支えるJPXのマーケットインフラの利便性や信頼性は格段に向上するものと期待しております。
最後に、本日の現物市場等の統合日を迎えるにあたって取引参加者や情報ベンダーの皆様をはじめ多くの市場利用者の方々に多大なご協力をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。また、来年3月のデリバティブ市場の統合に向けて、JPX一同、気持ちを新たに取り組んで参る所存です。市場利用者の皆様におかれましても引き続きご支援の程よろしくお願いいたします。