(2011/06/21)
「一般社団法人 証券リサーチセンター」への協賛のお知らせ-マザーズ市場のアナリスト・カバレッジの拡大に向けて-
http://www.tse.or.jp/news/07/110621_g.html
東京証券取引所(以下「東証」といいます。)では、マザーズ上場会社のアナリスト・カバレッジ拡大を目的として、「一般社団法人 証券リサーチセンター」(本年5月31日設立)に対する協賛を実施することといたしましたのでお知らせいたします。
マザーズを含む新興市場においては、相対的に事業規模の小さな上場会社が多いことなどを背景に、アナリスト・レポートのカバレッジ率が市場第一部の上場会社よりも低いとされており、かねてより、幅広い投資者の市場参入を促す観点から、その改善を図ることが適当との指摘が行われています。「一般社団法人 証券リサーチセンター」は、アナリスト・レポートが作成されていない上場会社を中心として、独自にレポート作成対象の企業を選定し、対象企業による費用負担を求めないことで、独立性の確保されたアナリスト・レポートを作成・公表する中立的な機関として設立されたものであり、東証では、同法人の活動を支援していくことを通じて、マザーズ上場会社に関する投資者への情報発信の強化を図ってまいります。
「一般社団法人 証券リサーチセンター」では、本年度中に60社程度のアナリスト・レポートの作成・公表を見込んでおり、その内容は、Webサイトを通じて無償で投資者に提供されます。また、今後、東証のホームページにおいても、同法人の発行するアナリスト・レポートの閲覧を可能とする予定です。
東証は、引き続き、成長企業へのリスクマネーの供給と投資者への効率的な資産運用の場の提供という資本市場の使命を果たしていくため、マザーズの活性化に向けた取組みを継続してまいります。
「一般社団法人 証券リサーチセンター」概要
名 称 一般社団法人 証券リサーチセンター
ホームページ http://www.stock-r.org/
所 在 地 東京都千代田区内幸町1‐1‐7 NBF日比谷ビル21階
代表理事 森田 松太郎(日本ナレッジ・マネジメント学会理事長、公認会計士)
目 的 不特定多数の一般市民・団体に対して、金融に関する知識の普及・向上
について幅広い啓蒙活動を行うとともに、投資を行う際の判断材料とな
る専門的な情報の提供を通じ、社会教育の分野とわが国経済の発展に貢
献することを目的とする
活動内容 ・アナリスト・カバーがない上場企業を中心としたアナリスト・レポートの作成・公表
・金融知識向上のためのセミナー、シンポジウム等の開催
・金融・投資に関する、学術・調査・研究