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2014/02/14

【NTTデータ・フィナンシャル・ソリューションズ】アマゾンウェブサービスを用いたクラウド型市場系ソリューションを提供開始~クラウドコンピューティング+高度なセキュリティーで短期間・低コストかつ安全性の高いサービスを実現~

| by:ウェブ管理者
株式会社NTTデータ・フィナンシャル・ソリューションズ(以下、NDFS)は、アマゾンウェブサービス(以下:AWS)を用いて提供する「AWS版Prélude クラウド」を、2月下旬から本格提供開始します。金融機関は「AWS版Prélude クラウド」を利用することで、従来の「Prélude クラウド」以上にシステム導入運用にかかるコストを削減することが可能となります。なお、「AWS版Prélude クラウド」は本格提供に先駆け、資産管理サービス信託銀行株式会社様(本店:東京都中央区、代表取締役社長:森脇 朗、以下、資産管理サービス信託銀行)で採用され、昨年12月からの試行運用を経て、本年1月から本番稼動しています。

【背景】
 市場系運用を行う金融機関においては、昨今の国際金融危機や当局規制動向の影響も受け、デリバティブや債券運用をつかさどる「市場系システム」の重要性がますます高まっています。

 一方で金融機関の市場系システム導入にあたっては、独自にシステム構築を行う場合、可用性確保を目的とした機器の冗長化や災害対策としてのスタンバイシステム構築を含め、コストの点で課題があるため、より安価でかつ短期間で導入が可能なシステムが求められている状況です。

 そこでNDFSではこのニーズに対応するため、2012年2月より提供を開始し、現在21社で採用されている国内トップクラスの市場系ソリューション(注1)Prélude Enterpriseのプライベートクラウド対応サービスであった「Prélude クラウド」のラインアップとして、「AWS版Prélude クラウド」を開発しました。
「AWS版Prélude クラウド」は、AWSのクラウド基盤を採用することで、従来以上に安価でかつ短期間な提供を実現しています。

 なお今回、①低コストでクラウド基盤を利用可能であること、②機密保持性・完全性・可用性が担保出来ることを満たすクラウド基盤として、AWSを採用しました。加えて、独自に認証機能や不正アクセス対策等のセキュリティー対策機能を実装することで、コストメリットと金融機関が安心して利用可能な高いセキュリティー性を両立したクラウドサービスを実現しています。また、BCP対策においても、AWSの特長であるマルチロケーション(注2)により、論理的にも物理的にも冗長化されたクラウド環境を利用できるため、スタンバイ用のシステムを別途用意する必要がありません。


【特長】
 Préludeシリーズは、金融機関が保有するさまざまな金融商品を統一のデータベースで管理することにより、フロントからミドル、バックまでの業務を包括し、ポートフォリオの機動的かつ安定的なリスク管理、最適化、収益拡大を目指した次世代型統合管理ソリューションです。「AWS版Prélude クラウド」は、Prélude Enterpriseのもつ特長をそのままに、AWS上で動作するクラウド型サービスとして提供するものです。それぞれの特長は以下のとおりです。

〈 AWS版Prélude クラウドの特長 〉
  1:低コスト・短期間で導入可能
    システム基盤構築にかかる初期コストを、オンプレミス提供型のPreludeEnterpriseと比較し約70%、
    ランニングコストを約20%以上、また従来のプライベートクラウドを前提としたPreludeクラウドと
    比較した場合でも約50%、ランニングコストを約10%削減可能です。システム基盤構築に必要となる
    期間もPreludeEnterpriseと比較し、約2か月に対し約1か月と、50%の短縮を実現しています。
  2:取引量・業務量の変化に柔軟に対応
    AWSのもつシステムリソースの使用量を柔軟に変更できる特長を生かし、取引量や業務量の変化に応じ
    たシステムリソースを利用可能であるため、金融機関は当初から過剰な設備投資をすることなくかつ
    業務量が増加した際に対応可能なシステム環境を利用することが出来ます。
  3:高セキュリティ性
    AWSを用いたクラウドサービスを提供するにあたって、AWSの持つ低コストな基盤提供や詳細な設定が
    可能なセキュリティー機能に加え、独自に外部不正アクセス対策等の機能を拡充させることで金融機関
    に求められる高いセキュリティー性を確保しています。
  4:独自のBCP対策コストが不要
    BCP対策として、スタンバイシステムを個別に構築する必要がありません。スタンバイシステム構築の
    ための初期コストが不要となり、維持コストについても削減ができます。


原文はこちら
http://www.nttdata-fs.co.jp/information/20140214.html

18:02 | IT:一般
 

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