2013年4月23日(火)、Incisive Mediaは、コンラッド東京(港区)で、「東京金融情報サミット2013(Financial Information Summit 2013)」を開催しました。
本サミットでは、マーケットデータ、リファレンスデータおよびトレーディングテクノロジーのエグゼクティブが集結、直面する課題を検討しソリューションをハイライトしたほか、データおよびテクノロジーのプロフェッショナルたちが、ビジネス、規制、そしてテクノロジーについてディスカッションしました。
基調講演としては、「日本における国立銀行の政策および経済に与える影響とその展望」(榊原英資・元大蔵省財務官、青山学院大学教授)、「日本における近年の市場規制の動向について」(鎌田 隆志 氏、金融庁 総務企画局 市場課 市場取引対応室長)のほか「データの費用対効果分析」、「進化する日本のマーケットと規制情勢におけるデータの役割」、「レイテンシーとインフラ:加速かギアチェンジか?」、「査定および価格設定」などのパネル・ディスカッションや、その他プレゼンテーションが行われました。(当日のプログラムはこちら)
ブースを出展していたスポンサー企業は6社。金融機関においてマーケットデータ、レファレンスデータ、企業データなどに関わる担当者へソリューションやサービスの説明、デモンストレーション、質疑応答などが行われました。(スポンサー企業の紹介はこちら)
サミット閉会後はカクテル・レセプションが行われました。
スポンサー企業の1社であるSIX Financial Information によると、「金融機関が直面している様々な課題や市場規制への対応について、具体的なアプローチを試みた有意義なサミットになりました。弊社は、LEI (取引主体識別子:Legal Entity Identifier)と非流動性証券の価格設定についてのパネルディスカッションに参加しましたが、業界の方からの強い関心をあらためて感じました。」とのことでした。
世界を瞬時に駆け巡る金融マーケットデータ、ITとグローバルネットワークの進化によりオープン化とフリー化が加速しています。そのため、手に入れやすくなったマーケットデータを如何にビジネスに応用できる知恵・知識レベルにまで昇華し、競争力の源泉となる意思決定プロセスに活用することができるかどうかがカギを握ります。当サミットでは、加工分析手法に関するノウハウやナレッジを最新鋭のテクノロジーと融合した各社のソリューションがケーススタディと共に紹介されました。
SIX Financial Information
SIX Financial Informationは世界の金融情報の収集から配信までを手掛ける、業界のリーディング・カンパニーです。
S&P Capital IQ
S&P Capital IQは、ザ・マグロウヒル・カンパニーズ・インク(NYSE:MHP)のブランドであり、世界中の機関投資家、投資顧問会社および資産運用会社を対象に様々な資産クラスのデータ、調査リポート、指数および分析の提供者として業界を主導しています。
Thomson Reuters
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Arcontech は金融マーケット向けソフトウェアのプロバイダーです。リアルタイムなマーケットデータシステム、金融フロントオフィスのディーリングルーム向け商品、およびグローバルなデータ配信に注力しています。
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