こうした動きは、クラウドファンディングが社会に対するオピニオンメディアになりつつあることを示している。今後、クラウドファンディングは、人と人との連帯とともに社会を変えるメッセージングや実行力を伴ったメディアであると認識され、起案プロジェクトには、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)やESG[環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)]の観点がより一層大切になると考えられる。ひいては社会的課題に密接した案件に取組む企業へのファイナンスにも活用され、今後の日本を支える重要な役割を担うことになると推察する。