1.背景と目的 近年、台風や地震などの大規模な自然災害が多発しており、一時的にお客さまからのお電話が事故サポートセンターへ集中します。また、電話対応する社員が交通機関の乱れにより出社できない事態も発生します。そのような場合にも、損保ジャパンはお客さまをお待たせしない取り組みを進めてきました。 損保ジャパンは WEB に加え LINE を活用したお客さまからのご連絡を受け付ける仕組みを用意していますが、多くのお客さまが電話によるご連絡を選択されています。 両社は、2020 年に業界初となる対話型 AI による災害時のご請求の受付手続きの実証実験を行い、AI の有効な活用を模索してきました。DX の活用により、首都直下地震発生時などの事業継続計画(BCP)の更なる高度化を進め、お客さまにご安心いただけるサービスを提供します。
2.機能概要 (1)対話型 AI による必要な情報の確認 お客さまが事故サポートセンターに電話し、対話型 AI を選択した場合やコールセンターが混みあっている場合、対話型AIが、ご請求の手続きに必要な情報(氏名・電話番号・被害状況等)をお聞きし、損保ジャパンのシステムにデータを自動投入します。