日本金融監査協会(IFRA)は、東京都・千代田区にある法政大学・新一口坂校舎において、CIA(Certified Internal Auditor-公認内部監査人)の取得を目指す金融機関や一般事業会社の内部監査の職務に携わる方向けに、本年2回目となるCIA試験対策セミナーとして、2014年8月2日(土)に「CIA試験対策セミナー Part1」、2014年8月9日(土)に「CIA試験対策セミナー Part2」を開催した。(第1回目のCIA試験対策セミナーは、2014年2月1日、2月8日、2月15日、2月22日に開催。)
CIAとは、内部監査人協会(IIA)が主催する内部監査人の唯一国際的な認定資格。講師には、水島 正 氏(PNBアセット・マネジメント・ジャパン代表取締役社長)が登壇。Part1では、内部監査の基礎(CIAの拘束的な性格を持つガイダンス、インターナル・コントロールとリスク、監査業務実施のためのツールと技術)を解説、Part2では、内部監査の実務(内部監査部門の運営管理、個々の監査業務の運営管理、不正リスクとコントロール)について、終日にわたり詳しく解説した。
なお、2014年9月20日(土)には「CIA試験対策セミナー Part3(前半)」、2014年9月27日(土)には「CIA試験対策セミナー Part3(後半)」の開催を予定している。 | |
日本金融監査協会(IFRA)は、金融の分野で、リスク管理、監査等に関わる高度な人材の育成を支援し、リスク管理と監査の発展に貢献することを目指して設立された非営利組織(設立と活動の目的)。経営マネジメント、企画部門、リスク管理部門、監査部門の担当者向けに、各分野の実務家、専門家を招き、リスクマネジメントと監査のポイントについて実費相当の廉価な価格(非営利の活動)で研修セミナーを企画・開催している。
昨今、金融リスクが多様化・複雑化する中、その顕在化による影響を抑え、経営の目標を達成することが難しくなっており、経営管理の高度化のためには、リスク管理機能の強化を図るだけでなく、その有効性を検証する監査機能(内部監査、会計監査、監査役監査)の強化を併せて図る重要性が増しているという。厳格なリスク管理、内部統制・内部監査が重視される時代を迎える中、金融機関が直面している課題を共有し、最新動向と打ち手のヒントを掴み学ぶ場として、IFRAの研修セミナーを有効に活用されたい(会員登録はこちらへ)。
(取材、撮影、記事、編集・制作: 藤野 宙志 @株式会社グッドウェイ)