2013年5月30日(木)9時~12時30分、セレント(CELENT)は、帝国ホテル(桜の間)において、金融業界向けイベント「セレント証券ラウンドテーブル東京2013」を開催しました。 「日本とアジアにおける新たな証券市場の創出」と題し、欧州セレント証券チームのアナリスト、世界の証券業界で活躍するパネリスト、そして約110名にのぼる金融機関やITベンダーとして業界に関わる参加者が一堂に会し、急速に高速化の進む取引環境の中、アジア、日本の証券・デリバティブ市場における新たな機会や課題、今後の方向性を決めるキーポイントについて様々な意見や見通しが示されました。
先ず、セレント証券グループ シニアバイスプレジデント アクセル・ピエロン 氏による基調講演「キャピタルマーケッツ市場のグローバル動向」では、マクロ経済・規制・市場インフラ・テクノロジーとプロセス向上の観点からキャピタルマーケッツのエコシステムに影響を及ぼす要因を挙げて大構造改革が進行する中、今後の見通しを示したほか、資本市場インフラやセルサイドにおけるグローバルトレンドについてまとめられました。
次に、取引所パネルディスカッション「新たな証券市場の創出への取り組み」では、世界の5取引所(韓国取引所、CMEグループ、シンガポール取引所、東京証券取引所、NYSE Euronext)のパネリストによる各国の現状と各取引所の取組についての解説のほか、市場構造、ビジネスモデル、課題、ビジネス機会といった幅広いテーマについてそれぞれの取引所の立場から意見が述べられました。
最後に、市場参加者パネルディスカッション「日本とアジアの証券市場の現状と課題、技術革新のあるべき姿」では、それぞれの立場から業界をリードする3社(ニッセイアセットマネージメント、野村證券、マネックス証券)のパネリストによる各社の取組についての解説のほか、高速化(ローレイテンシー)やSOR(スマートオーダールーティング)といった取引環境の進化と変化をどのように捉え対応をしていくべきか、また、リテール向け金融サービスにおける最新事情を踏まえて議論されました。
セレント(CELENT)は、北米、欧州、アジアに拠点を持ち、全世界の金融業界におけるテクノロジーの活用に関するリサーチサービスやコンサルティングサービスを提供するグローバルカンパニー(オリバーワイマングループのメンバー)。セレントのリサーチ会員企業は、セレントが作成したレポートやアナリストへのアクセス、オンラインコンテンツの活用のほか、セレントが主催する各種イベントに無料で参加することが出来るといった特典があります。
(取材・撮影・記事・編集/制作:藤野 宙志 )