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2014/07/30

【岡三証券グループ】平成27年3月期 第1四半期決算を発表

| by:ウェブ管理者
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、4月に消費税率が引き上げられたことで個人消費や住宅投資を中心に反動減の動きが強まりましたが、雇用・所得環境の改善もあり減速は限定的でした。一方、消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)は、消費増税の影響を除いたベースで前年同月比1%台半ばまで上昇しましたが、上昇ペースには一服感が出始めました。
為替市場は、ドル円相場において4月初旬に1ドル=104 円台まで円安ドル高が進みましたが、米国金利の低下に加え、ウクライナ情勢の緊迫化がリスク回避の円高要因と意識されたことで円高ドル安となり、その後は1ドル=101-102 円程度で小動きの展開が続きました。一方、ユーロ円相場は、5月上旬までは1ユーロ=140 円台で推移しましたが、ECB(欧州中央銀行)の利下げが意識されて以降は円高ユーロ安が進行しました。6月の利下げ後は市場金利の低下が一巡するにつれユーロの下げ止まり感が出て、1ユーロ=138 円台で6月の取引を終えました。

株式市場は、当初は消費増税に伴う一時的な景気停滞への懸念や、政策を見極めたいとの動きから軟調な展開となり、日経平均株価は4月11 日に一時13,885 円11 銭まで値を下げました。その後、一進一退の動きが続きましたが、5月下旬以降は新成長戦略への期待や国内年金と見られる買いが株価を下支えし、6月下旬には約5ヵ月ぶりに一時15,400 円台を回復するなど、戻りを試す展開となりました。成長戦略発表後も株価は堅調に推移し、日経平均株価は15,162 円10 銭で6月の取引を終了しました。

債券市場は、底堅い動きが続き、6月下旬に10 年国債利回りは一時0.555%まで低下しました。投資家が積極的に上値を追う動きは見られませんでしたが、日銀の国債買入れオペが続くなど良好な需給環境に支えられ、期間を通して利回りは緩やかな低下基調となりました。
このような状況のもと、中核子会社の岡三証券株式会社においては、引き続き地域密着型営業を展開する一方、ロンドン駐在員事務所を新たに開設するなど投資情報収集・発信体制の強化を推進いたしました。一方、インターネット取引専業の岡三オンライン証券株式会社においては、日本株、FX(外国為替証拠金取引)など取扱い商品ごとにキャンペーンを実施し、顧客基盤の強化、拡大を図りました。また、岡三アセットマネジメント株式会社においては、市況の変化をとらえた機動的な運用及びタイムリーな情報発信を行うとともに、投資者のニーズに対応した迅速な商品提供を行い、運用資産の拡大に努めました。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間における当社グループの営業収益は215 億86 百万円(前年同期比66.2%)、純営業収益は212 億96 百万円(同66.1%)となりました。販売費・一般管理費は161 億21 百万円(同93.1%)となり、経常利益は53 億63 百万円(同35.7%)、四半期純利益は28 億25 百万円(同33.8%)となりました。


原文はこちら
http://www.okasan.jp/ir/finance/pdf/15_1Q_all.pdf

15:00 | 金融:決算・人事・IR
 

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