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2016/08/16

【トーマツ ベンチャーサポート】ベンチャー企業に成長を、大企業にイノベーションを、イノベーションエコシステムの構築への一助へ、「トーマツ ベンチャーサミット2016」を開催!(FinTech関連)

| by:サイト管理者

 2016年8月2日(火)、トーマツ ベンチャーサポートは、ザ・プリンス パークタワー東京において、トーマツ ベンチャーサミット2016を開催した。(共催:有限責任監査法人トーマツ

 昨今、ベンチャー企業と大企業の協業の加速やイノベーション政策の増加など、日本におけるイノベーション環境は向上しつつある一方、まだまだ一部に限られているとし、先進事例の共有の場として、今回「トーマツ ベンチャーサミット2016」を開催するに至ったという。



 開会の挨拶に続き、「Morning Pitch EXPO 最新ベンチャー動向発表」では、網羅的な幅広いテーマ(FinTech、ロボット・ドローン、人工知能、IoT、ウェルネス、観光・インバウンド、エンタープライズ・バックオフィス、ファッション、農業・食、不動産、メディア、地方、海外)毎にテーマ担当者の紹介や、テーマ概要、 カオスマップ、業界の変遷、トレンド、キーワード、ベンチャー企業、サービス の説明が行われた。また、今後の同社の海外重要拠点として、アメリカ(シリコンバレー)、アメリカ(ニューヨーク)、イスラエル、インド、シンガポールの5拠点を挙げ、グローバルイノベーションに向けて拡大していくとした。





 隣接会場には、「Morning Pitch EXPO ベンチャー 111社」のブースが出展され、最新ベンチャー動向発表で解説された内容と連動、地方ベンチャーを含めて一気に会うことができる1年に1回の貴重な機会となった。なお、ブース出展は11のテーマ(IoT、人工知能、ロボット・ドローン、FinTech、エンタープライズ・バックオフィス、ウェルネス、農業・食、不動産、ファッション、メディア、観光・インバウンド)にエリア別に並び多くの来場者が訪れた。 また、「ベンチャーへまるっと紹介-TVSのプラットフォームイベント」と題してオープンセッションも行われた。




 ランチを挟み、午後は、各会場(A,B,C,ブース会場)でイノベーションに関する様々なテーマでセッションが行われた。

 「FinTechイノベーションの最前線」では、パネリストとして、みずほフィナンシャルグループ執行役常務/みずほ銀行常務執行役員 山田 大介氏、アマゾンジャパン ディレクター セラーサービス事業本部 事業本部長 星 健一氏、日経FinTech 編集長 原 隆氏が登壇、トーマツ ベンチャーサポート FinTechリーダー 大平 貴久氏がモデレーターを務めた。パネルでは、「金融領域での新規事業の生み出し方」、「金融領域で協業するにあたり大企業が気を付ける事、ベンチャー企業に求める事」、「FinTech領域での今後の展望」などをテーマにそれぞれの私見を展開。山田氏は、みずほ銀行の「みずほダイレクトアプリ」での「一生通帳 by Moneytree」の成功体験や銀行以外からのキャリア採用との連携などFinTechを通じた学びと新たな発見の多さを指摘、また、日本の口座振替は世界で見ると優れた仕組みだとし、例えばこれを軽い仕組みで世界に展開できればローテクでも大きな可能性を秘めているとした。星氏は、ビジネスをスケールさせること、ブーストさせることが大事だとし、アマゾンプラットフォームを使い倒すことで特定業務に集中可能となるようにしつつ、今後はスタートアップを含めてファイナンスをレバレッジとしてスケールに向けて殻を破る仕組みづくりを支援していきたいとした。原氏は、日経FinTechの読者層の6割が非金融機関であることを明かし金融機関以外の多くの領域でFinTechをチャンスと捉えていることを紹介、これからの時代はオープンイノベーションの環境下でスピーディーな意思決定がカギを握るとし、競争すべき相手は銀行同士ではなく別業界にあると語った。



 また、その他にも、以下のテーマでセッションやピッチが行われた。

  「経産・文科・総務省が横ぐしで語る、日本のイノベーションエコシステム」
  「大企業とベンチャー企業のオープンイノベーションを成功させるには」
  「地方創生におけるベンチャー企業の役割とは」
  「グローバルIoT ベンチャーピッチ」
  「大企業におけるボトムアップでのイノベーション創出」
  「トップ経営者に聞く、需要創造により急成長を遂げる企業の創り方」
  「日米イノベーターが語る:技術イノベーションが切り拓く新産業」



 クロージングセッション「TVSが創る未来のエコシステムとは」では、パネリストとして、トーマツ ベンチャーサポート 事業統括本部長 斎藤 祐馬氏、トーマツ ベンチャーサポート 経営企画統括 森山 大器氏が登壇、ニューズピックス 取締役 NewsPicks 編集長 佐々木 紀彦氏がモデレーターを務めた。セッションでは、斎藤氏、森山氏、佐々木氏より、それぞれの自己紹介に続き、トーマツベンチャーサポートが創る未来や世界観を披露。現在手掛けているベンチャー支援、大企業の新規事業創出支援、創業・ベンチャー政策支援を柱に、現場感の想いのこもった新しいシンクタンクを目指して、デロイトが持つ世界各国の拠点との連携を進め、「世の中で挑戦する人を世に出していきたい」とした。その上で、大企業が新規事業を成功させるポイントとして、経営トップが最優先にしているかどうかが欠かせないとし、また、大企業の現場の担当者に足りないものとして、マインド(ビジョン・パッション)、(個人に紐づいた)ネットワーク、経営スキル(経験)を挙げ、アクションを積み重ねることでオープンイノベーションに対するリテラシーを上げていくことも欠かせないとした。さらにメディアを巻き込み、大企業内のイノベーターの存在をアピールしていくことにより、ある線を超えるとサポーターも出てくるとし、海外のメディアにいかに日本のベンチャーが出ていけるという点もマーケットを作っていく上で重要なポイントになるとした。最後にイノベーションのインフラとして頑張っていくと締め括くり、終日にわたり開催された「トーマツ ベンチャーサミット2016」はフィナーレを迎えた。



 ”挑戦する人と共に未来を拓く”を掲げ、国内外に活動拠点を広げ、ベンチャー企業を核としたイノベーション・エコシステムを総合的に推進するまたく新しい形のイノベーションファーム「トーマツ ベンチャーサポート」。Morning Pitch をはじめ、数々のマッチングイベントや国境を超えた活動など多くの挑戦者を巻き込む持続的な取り組みに敬意を表しつつ、今後の新たな展開に注目したい。

(取材、撮影、記事、編集・制作 : GoodWayメディアプロモーション事業部 @株式会社グッドウェイ )




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