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2017/10/06

【SBIホールディングス】SBIホールディングスと米国のFinTech企業R3社による日本国内での分散台帳技術Cordaトレーニングプログラムの提供開始について

| by:ウェブ管理者
SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:北尾 吉孝、以下「SBIホールディングス」)とR3 HoldCo LLC(本社:米国ニューヨーク州、CEO: David Rutter、以下「R3社」)はこのたび、R3社が金融機関向けに開発中の分散台帳技術Cordaについて、日本国内でのトレーニングプログラムをSBIグループが提供することで合意いたしましたのでお知らせいたします。

R3社はブロックチェーン関連技術(分散台帳技術/DLT:Distributed Ledger Technology)に強みを持つ米国のスタートアップ企業で、金融業界におけるグローバルスタンダードの分散台帳技術プラットフォーム確立に向けたプロジェクトを世界規模で進めております。R3社が主導するコンソーシアムには、世界各国の有力な金融機関等100社以上が参加しており(2017年9月30日現在)、コンソーシアムに参加する金融機関において、分散台帳技術の実証実験を進めるなど、同技術の金融サービスへの活用を推進しております。
現在では、2016年11月にオープンソース化した金融取引を記録・処理するための分散台帳プラットフォームであるCordaの商用化に向けた準備を進めており、その一環として2017年初めから参加金融機関の開発者向けに、Cordaに関する英語によるトレーニングプログラムをニューヨーク、ロンドン、シンガポールの3拠点で提供しております。そして、このたび2017年10月3日にリリースされたCordaオープンソースv1.0にあわせて、コンソーシアム参加金融機関だけではなく非参加金融機関やソフトベンダー等に対しても、日本におけるCordaの普及を目的とし、SBIホールディングスがCorda開発者向けトレーニングプログラムを提供することを決定いたしました。なお、Corda オープンソースv1.0はAPIの安定性を目的としております。すなわち、以降リリースされるバージョンは互換性が保証され、開発者は既存CorDapp (Corda上で動作するアプリケーション)のAPI部分を修正することなく、開発を継続出来るようになります。
SBIホールディングスは2016 年2月にブロックチェーン推進室を設置し、2016 年3月にはインターネットをメインチャネルとする金融グループとして世界で初めてR3社が主導するコンソーシアムに参加するなど、分散台帳技術に対する研究や技術検証等を積極的に行ってまいりました。また、2017年5月にはSBIインベストメント株式会社の運営する「FinTechファンド」等を通じ、R3社へ出資を行い、グループとして同社の外部筆頭株主となったことで、分散台帳技術の活用に向けた連携を強化しております。
このたびの合意を受けて、SBIホールディングスではSBIグループのシステム会社であるSBI BITSを通じ、2017年11月より、R3社に代わり日本におけるコンソーシアム参加金融機関や外部ソフトベンダー等向けに日本語によるCorda開発者向けトレーニングプログラムの提供を開始いたします。

SBIホールディングスとR3社は、引き続き他の参加金融機関等とともにCordaを金融取引における新たなオペレーティングシステム(OS)とする次世代型金融プラットフォームの開発に向け、さらなる連携強化を図ってまいります。


原文はこちら
http://www.sbigroup.co.jp/news/2017/1006_10827.html

17:08 | IT:一般
 

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