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2017/06/22

【野村證券】ノムラ個人投資家サーベイ(2017年6月)~「アメリカドル」の投資魅力DIが大幅に低下

| by:ウェブ管理者
1. 調査の要約

(1) 『ノムラ個人市場観指数』は 50.6 と 2 カ月連続で上昇
3 カ月後の株価見通しについて「上昇する」という回答比率と「下落する」という回答比率の差である『ノムラ個人市場観指数(Nomura I-View Index)』は 50.6 と 2 カ月連続で前月比上昇し、16 年 2 月以来の高水準となった。調査時の日経平均株価(17 年 6 月 12 日終値)は 19,908.58 円と前回調査時(17 年 5 月 15 日終値:19,869.85 円)を 38.73 円上回った。

(2)「国内政治情勢」の注目度が上昇、「国際情勢」の注目度が低下
今後 3 カ月程度で株式市場に影響を与えると思われる要因について質問したところ、「国内政治情勢」の回答比率は 7.7%と、前月比 3.4%ポイント上昇した。一方、「国際情勢」の注目度は 56.0%と、前月比 5.7%ポイント低下した。

(3) 「電気機器・精密機器」の注目度が上昇、「資本財・その他」の注目度が低下今後 3 カ月程度の個人投資家の各業種に対する見方について、「魅力的な業種」との回答比率から「魅力的と思えない業種」との回答比率を差し引いた DI を見ると、「電気機器・精密機器」の DI は 2.9 と前月比 4.5 ポイント上昇と 2 カ月連続で上昇し、15 年 1 月以来のプラスに転じた。一方、「資本財・その他」の DI は、3.8 と前月比 3.1 ポイント低下し、6カ月ぶりの下落となった。

(4) 円安ドル高を見込む回答が小幅に増加
3 カ月後のアメリカドル/円レートの見通しについて、円安ドル高を見込む回答比率の合計は 38.6%と前月比 0.6%ポイント上昇した。「5 円程度円安ドル高」を見込む回答比率は32.8%と前月比 0.1%ポイント低下したものの、「10 円程度円安ドル高」を見込む回答比率は 4.5%と前月比 0.7%ポイント上昇した。「10 円以上円安ドル高」を見込む回答比率は1.3%と前月から横ばいだった。
「5 円程度円高ドル安」との回答比率は 42.6%と前月比 0.9%ポイント低下し、「10 円以上円高ドル安」を見込む回答比率は 2.9%と前月比 0.9%ポイント低下した。一方、「10 円程度円高ドル安」の回答比率は 15.9%と同 1.2%ポイント上昇した。

(5) 「アメリカドル」の投資魅力 DI が大幅に低下
今後 3 カ月程度の各通貨に対する見方について、「最も投資魅力がある通貨」との回答比率から「投資魅力があると思えない通貨」との回答比率を差し引いたDI を見ると、「アメリカドル」が22.3と前月比10.6ポイント低下した。一方、「日本円」が31.7と前月比6.1ポイント上昇した。「ブラジルレアル」と「中国元」はそれぞれ同4.6ポイント、4.8ポイント上昇し、ともにマイナス幅を縮小させた。


原文はこちら
http://www.nomuraholdings.com/jp/news/nr/nsc/20170622/20170622.pdf

18:09 | 金融:証券
 

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